学校の先生

全校集会の校長講話「話ネタ」例文!中学生の日常生活から活躍を伝える

毎月一度の全校朝会や様々な集会で、校長が話す時間は数分です。されど、全校生徒に直接語り掛けることができる貴重な時間でもあります。

しかし、他の校長先生のお話など、ほとんどの方が聞いた経験でしょう。そこで、この記事では

毎回、話す話題に悩んでしまう。

他の校長先生は、どんな内容を取り上げてお話されているのだろう?

話す内容や話し方等、どんな工夫をしているのだろう?

このような悩みを抱く校長先生方にむけて、校長講話の話題の見つけ方と効果的な話し方、伝え方の工夫についてまとめました。特徴は、私が実際にお話した内容を例文として紹介しています。

私は、元公立中学校の校長です。先生方や子育て中の親御さんを応援する「ワダチブログ」を運営しています。

この記事で

こうやって話ネタを見つけて語ればいいんだ…

と気づきが得られます。みなさんの話題づくりの参考になれば幸いです。

全校集会校長講話「話ネタ」例文と伝え方1 生徒の活躍を語る

6月の全校朝会例です。テーマは「修学旅行中の3年生の成長した言動の紹介」です。

話ネタの中心は「成長しているなあ」と実感した場面を紹介します。

1 修学旅行最終日のことです。京都から新幹線で東京駅に到着し、クラス毎にバスに乗って学校までの帰り道のことです。

バスガイドさんが「何か音楽でも聴いていきますか?何か用意してある人いますか?」の呼び掛けに、すぐにある生徒から「これお願いします!」とCDが渡されました。

音楽が流れた瞬間、私は「ある違和感」を感じましたが…黙っていました。すると、30秒ほどしたら、CDを渡した生徒がガイドさんにこう言うのです。

ガイドさん、もう少しボリューム下げてください。

すると、周辺の生徒が「どうしたの?(どうして、ボリュームを下げたの)」と不思議がり友だちが聞きました。すると、

みんな疲れているから…、寝て帰る人もいるから…ね

と話すのです。

自分だけの楽しみなら、好きなアーティストの作品を大きな音で聞くことは最高かもしてないけど、「集団の中」で、「修学旅行の帰り道という場面」では、自分だけの楽しみより優先しなければならないことが、当然あり、それを瞬時に「音が大きいな」という「感性」が働いたのです。

「成長」とは、勉強ができるようになったり、知識が増えることだけとは限りません。
先生は、さすが三年生と感じました。みなさんはどう感じますか?

このような気配りって、先生はカッコいいなと思います。

「一人のわがまま、みんなの迷惑」という言葉があります。
「一人の心遣い、みんなの笑顔」ですね。みなさんも、このような」成長の姿を目指してみてはどうでしょうか。

 

そのほかにもこんな温かな出来事もありました。風邪をひいて熱が出てしまって夜に「病院」で診療をする生徒がいました。友だちはそれぞれに

~君は病院にいったのですか?

大丈夫かな?

と心配したり、気遣ったりしていました。

 

夜のミーティング時には、脱いだ後のスリッパをそっと整頓する生徒がいたりと、たくさんの3年生の成長した姿に出会えたことを大変うれしく思いました。

こういう姿って、かっこいいと思いませんか?

全校集会:話ネタの考え方1

生徒の実際の言動を話ネタにする。事実で話す。

話す意図は、「どのような行動を“よし”とするのか」その価値基準を先生方と共に全校生徒で確認する時間は学校づくりに欠かせません。

実際の生徒の言動を拾い上げ、

校長として「〇〇中学校の成長を感じられる」として、適切な肯定的評価を伝えていく機会は大変重要なことです。

時には、課題ある言動を取り上げ、「気を付けようね」という話し方もしますが、校長は、「どんな姿を理想とするのか、目指す学校像とするのか」を、全校生徒一同に示すことが最も重要なことです。

校長としてはあくまで、「よい行動を認め、学校全体に広げる」ために校長講話を活用する意義は大きいと考えます。

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全校集会校長講話「話ネタ」例文と伝え方2 先生の存在について語る

次は先生の活躍について話します。修学旅行最終日の京都の「清水寺」でのことです。引率いただいた先生方について、私の感謝の気持ちをお話します。

バスの集合時間15分前から激しい雷とバケツをひっくり返したという表現がぴったりの凄い雨にあってしまいました。

1組の生徒達は到着も比較的速かったのでので、その時点で戻ってない生徒は4名ほど、まもなく4人が駆け足でバスに滑り込んで、全員集合です。

ところが、2組はまだクラス半数がバスに戻っていない状態でした。

私は、「マズい、危険だな」と感じました。そんな時です。担任の先生が、大きな雷の音と激しい雨のなかに飛び出していきました。

私は、うれしかったです。

先生でも雷にはかなわないね。でもそうしなければいられない。みんなのことが心配で、「何かできないか」と心配する先生の気持ちは、よくわかります。

例えば、運動会でも、必死に皆さんを応援している先生方を皆さんは知っているでしょう。

先生は、みんなにとって耳の痛い「注意」をよくするかもしれません。でも、それは皆さんを心から思っているからであり、期待している心からの言葉であることをわかってほしいなあと思います。

先生方の生徒をしっかり指導しようと頑張る姿に感謝しています。

「先生方」の想いや活躍、「地域の方々」の活動の様子を意図的に語る

  1. 「先生はこういう思いで、みんなを支えている、学校を支えている」
  2. 「地域の方々は、こういう思いで、みんなを応援している。〇〇学校を陰で支えてくれている。応援してくれている」

このような先生方や地域の方々の様子は、意図的に伝えていかないと、生徒の気づきは生まれません。「何をされても、してもらうことが当然」という感覚は、生徒の成長を大きく阻害します。

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全校集会校長講話「話ネタ」例文と伝え方3 名言で生き方の語る

今日の最後の話は、以前サッカー全日本監督だった、岡田監督という方の言葉です。

岡田監督は「 our team 」という言葉を全日本代表選手に語っています。

当時の日本代表チームに「みんな自分のチームという意識がたりないな」と感じたそうです。そこで「村祭りのお酒」という話をよくしたそうです。

このようなお話です。

収穫を記念して夏祭りをする村があり、その祭りでは お酒の入った大きな樽を、みんなでパーンと割って始める風習がありました。

しかし、今年はお酒を買うお金が足りなくなって、「このままではお祭りができない」と大変困っていました。

そんな時、ある人が「みんなが、家からちょっとずつお酒を持ってきて、樽に入れたらどう?」と提案しました。

みんな賛成しました。村人がみんなでお酒を持ち寄ることになりました。そして、待ちに待ったお祭り当日。「パーン」と樽酒を割って、みんなで「乾杯!」と、言って飲んだら…

「・・・・」味が変じゃないか?…それはお酒ではなく「水だった!」というお話です。

みなさん、わかりましたか?

この村人たちは、みんな「俺一人くらい」水を入れても、分かんないだろう」と思っていたんですね。

チームでもそういうことはあります。みなさんの学級はどうですか?この○○中学校はどうでしょう?

皆さんは一人一人が、自分の学級という意識がありますか?

私たちの先生。私たちの学年。私たちの○○中学校。そのような意識で自分から学校づくりに活躍してほしいです。

人任せにしない!ことが大切。自分が素晴らしい学校を創るんだ!という気持ちをもって進んでほしいです。

今日の一見ばらばらのお話し

  1. 3年生の成長したカッコいい姿を紹介しました
  2. 先生のみなさんへの想い、期待する想いを紹介しました
  3. 「村祭りのお酒」の話から「自分の学校」という意識で活躍してほしいことを伝えました

この三つを合体させて自分なりに、今からどういう行動をとりたいのか、答えを出してみてください。

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全校集会の校長講話「話ネタ」例文! まとめ

今回の記事では

「全校集会の校長講話“話ネタ”例文!日常生活の生徒の活躍を伝える」を、テーマに記事にしてみました。

  1. 生徒の活躍に視点おき、「よき行動」を全校生徒で先生方と共に確認する。
  2. 先生方や地域の活動や想いも具体的に伝えていく。(伝えなければわからないままです)
  3. 名言等、言葉を丁寧に紹介して、よき考え方を継続的に伝えていく。

せっかく全校集会で講演する機会が校長先生に与えられたのです。この記事から、話ネタの考え方と伝え方を参考にしていただけたら幸いです。

先生方と親御さんを応援する「ワダチブログ」では、関連記事はたくさんあります。先生がと実践の参考にしてください。