子育て相談

保護者会や学級懇談会が苦手で「行きたくない!」親にしてほしいこと

保護者会や学級懇談会は「行きたくない」が本音。毎回“ぐったり”するくらい嫌な方もきっとおいでのことでしょう。

原因はいろいろでしょう。たまにしか合わないけど、会えば話を合わせなければならなし…中には「先生の悪い評判を平気で話さられる方もおいででしょうし、質問攻めのお母さんもいるかもしれません」

そのような行きたくない原因は、大きく3つです。

  1. 「行かなければという気持ちはある」けど、親しい知り合いもなく一人でおっくう…様々な理由でしり込みしてしまうタイプ。
  2. 仕事が休みずらいし、諸事情で休みたくもない。(申し訳ない気持ちもあるが)保護者会はほとんど欠席するタイプ。
  3. 保護者会には、(いろいろな理由をつけられるが)そもそも、あまり興味関心もなく、はじめから行く気がない。

この記事では、「3つのタイプそれぞれのお母さん方について、保護者会・学級懇談会の対処法」をおすすめします。

私は公立学校の元校長です。これまでの経験を活かして親御さんと先生方を応援する「ワダチブログ」を運営しています。

この記事をよむと、保護者会や学級懇談会のモヤモヤが晴れて、「こうすればいいん」と納得の対処法がわかります。参考になればうれしいです。

学級担任の保護者会に参加する親御さんへの気持ちは?

学級担任としては、保護者とともにお子さんを教育し育てている感覚を理想としているため、「一般的」には「ぜひ保護者会や学級懇談には出席していただきたい」と考えていると思います。

1「毎回、ほぼ欠かさず保護者会や懇談会に参加する親御さん」

わが子への教育に強い関心が高いと考えます。学校にも協力的に…しかし、子育てにしっかりとした考え方を持っているので納得して参加したいとも考えている、学校側の対応が不適切と判断すれば、意見や要望はきちんと伝えてきます。PTA等にも協力的で有難いです。

2「毎回欠席。一度も参加しない、又は、行きたくても行けない親御さん」

一般的には、「保護者会は欠席する家庭」という定着した認識。出席していただけないことは残念ではありますが、お仕事の場合が伝えられていれば、参加できないことを充分理解しています。気になされることではありません。

3「わが子の授業参観や行事等は参加するが、保護者会は帰宅してしまい欠席が多い」

わが子がすべてなので、特に問題がなければ学校教育活動にはあまり関心は高くない。行き違いがあると、「わが子の立場からの偏った視点」のため、課題解決が難しくなることも。

もちろん、親御さんだけに責任があるわけではなく、保護者会や学級懇談会に「参加してよかった」と思える充実した内容が学校側に求められている側面があります。

小学生の友だちの作り方!友達いないと悩むお子さんに親のアドバスとは そんな悩みを抱える小学生のわが子に何かいいアドバイスをしてあげたい。でも、何をどう言って教えたらいいのか、どうサポートしたらいい...
スポンサーリンク

保護者会や学級懇談会が苦手で「行きたくない!」親にしてほしいこと

欠席しても構わないので、できるだけ親にしてほしいことを解説します。

その前に保護者会参加のメリットをまとめます。大きく3点です。

保護者会参加のメリット

  1. 実際に授業中の子どもの様子が見られる
  2. 学級担任の話から何を大切にしているのか理解できる。それよりも、先生の話し方や表情から直感的に先生の人柄が推察されます。懇談会後とか、個人的な質問等お話をされている方が結構います。やっぱり、短い時間でもコミュニケーションの積み重ねは大切にしたいものです。
  3. 学校からの連絡を理解できる。

顔見知りがいれば、ちょっとした情報交換も。場合によっては、この話に合わせるのが嫌で嫌で参加しない方もきっといることでしょう。メリットではない、デメリットかもしれません。

保護者会単独もありますが、普通授業参観とセットになっています。お仕事の都合で行けないばあいでないのなら、是非授業参観だけでもどうでしょうか。

やっぱり、お子さんは張り合いがあるはずです。参加=わが子に関心を持っているという証です。なかには、「来なくていい」という場合もありますが、お子さんの授業中の様子を実際に見ておくことは“子ども理解”には必要なことです。

保護者会参加に変わる対応策

一番は2番目の相互コミュニケーション、相互理解をカバーしたいものです。対応策はコレです。

コミュニケーションを意識して信頼関係を築いておくためにすることをまとめます。

一つ目は、自分の方からアクションすること

アクションとは、先生への働きかけ、親御さん自身の考えや状態を伝えておくことをおススメします。手段は、日常子どもが活用するやりとり帳等の連絡帳活用(電話連絡、別日直接学校でお話する)がおススメです。

対応例

欠席の丁寧な事前連絡

先生、いつも○○が大変お世話になっています。今度の保護者会は欠席させていただきます。仕事の都合をどうしても調整できず大変申し訳ありません。今後もご指導よろしくお願います。

これだけでも、十分丁寧で学級担任は嬉しいと思います。「残念だなあ」の気持ちと、丁寧に連絡くれた想いは十分伝わってきます。

さらに、「お子さんの話から学校生活の様子を触れたり、家庭の様子を触れたりしたら」完璧です。

保護者会には「資料」があることもアリ、その場合はお子さんを通じて親の手元に配布されます。そのタイミングで

事後の欠席したお詫び連絡

いつも○○がお世話になっています。いつも温かなお声がけありがとうございます。昨日、こどもから保護者会資料が届きました。〇〇のこと家庭でも注意してまいります。保護者会は急な要件が入りやむなく欠席させていただきました。これからもご指導よろしくお願いいたします。

連絡帳の効果的な使い方です。この些細なアクションがお互いの信頼関係を深めるものです。教師も感情ある人間です。是非、いたらぬところもあるでしょうが、歩み寄っていただくと親御さん自身も楽になると思われます。

是非、おすすめします。

ともかく、丁寧にアクションを起こすことでお互いの理解が深まるなら子どもにとっても、親御さんにとっても、学級担任にとってもいいことですよね。こんな一手間で、保護者会出席より効果的かもしれません。」

挨拶の大切さって本当なの?親が自信をもって小学生に教えたいこと! このような悩みの親御さんに向けて、この記事では2つの視点からまとめました。 挨拶の大切さを親がどのように伝えていくのか...
音読の効果とは?小学校宿題の定番になる理由と親子で楽しむコツは「音読」は、小学1年生から小学生定番の宿題です。なぜ、小学校では宿題に音読が出されるのでしょうか?…ちゃんと、お母さんお父さんが納得の理...

保護者会や学級懇談会が「行きたくない!」親にしてほしいこと まとめ

今回の記事は「保護者会や学級懇談会が苦手で「行きたくない!」親にしてほしいこと」をテーマにまとめてみました。

結論、できるだけ参加すれば参加するなりのメリットもあります。しかし、やむを得ない理由も多々あります。そんなときは欠席でも大丈夫です。

その対応をいくつか述べましたが、できるなら参考にしていただけたら、きっと今より好転すると思います。楽しい毎日にするためにも、今年はちょっと前に踏み出して「自分から」アクションを起こしてみるのもいいかもしれませんね。

「ワダチブログ」では子育てや教育関連の記事が多数掲載されておりますので、参考にしていただけたら有難いです。