学校の先生

中学生ためになる話(例文)学年主任や生徒指導主任の効果的な生き方指導

学年集会、学年朝会は年間教育計画に「計画的」に設定されています。学年主任になられた方なら一度や二度経験があると思いますが…

今月は何にしようか?特に思い当たらないな…そもそも自分はどんなことを話せばいいんだろう。

最悪、今月は学年「集会はなし」でいいか…

計画的に考えていれば、そんなこと怒らないわけですが、実は自分もこんなことありました。

私は公立学校の元校長です。これまでの経験を下にして、先生方を応援する「ワダチブログ」を運営しています。

この記事では、学年集会や学年朝会の時の学年主任や生徒指導主任の先生方等「話し方」

「主任の話ネタ」についてまとめました。そのテーマは「生き方指導」です。

喫緊の生活課題も大切ですが1年を通して「生き方、自分のあり方」等のキャリア教育の観点からの話題を集めました。

子どもも納得のわかりやすい話です。きっと参考になると思います。

中学生ためになる話(例文)学年主任や生徒指導主任の話し方のコツ

学年主任の話は、子どもたちも、所属学年の仲間の先生方も聞いています。

やっぱり「さすが…」と思われるような人を惹きつける「キレのいい話、ためになる話」をしたいと願うのは誰でも同じではないでしょうか。

そこでこの記事では、学年主任の話ネタについてまとめました。

学年集会で中学生が共感!納得する「話し方ポイント」とは

中学生がさすが話が旨いなと感じるには、共通点があります。

話が長くない。

A4版1枚程度の分量の話、時間は6分ぐらいを目標にしましょう。ダラダラ話はタメになった話は本当に稀でしょう。それだけ話術が優れているわけです。まず鉄則はなるべく短くを意識したほうが感動話には近道です。

内容は、具体的でわかりやすい。

しかも継続性があるテーマです。おススメは、生き方指導です。生き方指導と言うと慣れない方は、大げさで敷居が高く感じられるでしょう。生き方指導には理由があります。

まず中学生の年代は、もう子どもじゃないという意識の芽生えです。しかし、経済的に自立していないため、大人でなないことは自覚しています。でも、絶対もう“昔のような子どじゃない!”これが中学生の一般的な意識です。

生き方指導とは、大げさなことではなく、

「こんなふうに考えるとためにならないか、カッコいい自分いなれないか、大人はこんなふうに考えるんだよ。ちょっと得した考え方だよな…」

こんな感覚の話のキャリア教育であり、「生き方指導、自分のあり方、こんな大人になりたい」と考える中学生とって、「なるほど」と感じてもらえる内容になります。簡潔に分かりやすい言葉で伝えることを心がけるようにしましょう。

期待を込めて、明るく真剣に「話し方」と「誰がはなすか」がポイント

相手に届く話とは、内容のすばらしさはもちろんですが、大きな影響力を子どもたちに与えるいる条件が2つあります。

  • 一つ目は話し手の「表情」「声の調子」「立ち姿」です。どんな話し方をしているかが、聞き手の興味関心を高め、子どもたち自らが積極的に聴く構えが整ってくるのです。話し方を真剣にかつ笑顔アリの魅力的に話すことを心掛けてみてください。
  • 二つ目は、「誰が話すか」です。たった一度の話なら、それは講演会やゲストティーチャーです。学年主任や生徒指導担当等、学年担当の先生方は1年間生活を共にする先生です。〇〇先生の話を聞く構えは既にできています。それは、まぎれもないこれまでの経験が正直に子どもたちの態度に現れます。積み重ねの信頼関係です。

では、具体的に話ネタに入ってい行きます。

スポンサーリンク

中学生ためになる話(例文)子どもたちに共感をよぶ「話ネタ集」5選

生き方をテーマに、学校生活に役立つ5つの話ネタを紹介します。

一つ目は「タライ水の話」です。まさしく誰もが“納得”できるお話、タライの中の水の動きを例に、どのようにふるまうことが自分の生き方として正解なのかが理解できます。

中学校学年集会の話ネタ!中学生も納得する「生き方授業」タライ水の話  この記事では、学年集会時、何を話そうかと悩んでいる先生方に向けて、生徒が納得する話ネタをご紹介します。 今回は「望ましい人間関係の...

二つ目は、「村祭りの樽酒」の話です。この話は、元サッカー日本代表監督岡田さんもしたという話です。外国の昔話ですが誰もが「なるほど‥‥学級の中で、こんなことあるかもしれない」という集団心理をうまく表現しています。

日常生活を嘘偽りなく、きちんとしていかなければを考えさせられる内容になっています。

中学生5分間生き方授業!心の中にいるもう一人の自分「村祭りのたる酒」 かつてのサッカー日本代表監督、岡田さんが選手に話したという逸話。 この短いお話に、カッコいい大人の生き方ができるヒントがあります。...

三つ目は、「笑うという行為」について考えさせるテーマ。あまりにも身近なテーマで誰でもすぐに実践してみようと思うはずです。ちょっと、家に帰って話してみたい意外な話です。

先生の話ネタ中学校「生き方授業」君は楽しいから笑う派?笑うから楽しい派? 中学三年生は、高校受験での面接試験を想定して面接指導が行われます。 この記事は、中学生に話してあげてほしい「生き方」授業のネタです...

四つ目は「心のスランプの脱し方、与えるのは自分から」というテーマです。このテーマ、以前子どもたちに配布したところ、保護者の方が「本当に、その通りです。一言お話したくて…」と校長室を訪ねてきた方がいました。

中学生生き方授業!心のスランプの抜け出し方は「与えるのは私から」 何もやる気が出ない。学校でも、家でもなにかイライラする感じ。 想うようにいかなくて「誰も私の気持ちをわかってくれない」...

五つ目は、成長と素直という言葉で、日常生活の心構えが理解できる、生徒指導面に最適な内容になっています。言葉を知っているだけでなく、自分なりに具体的ない行動指針とマッチして考えると、成長が加速します。言葉の大切さがわかる記事です。

中学生の夢を叶える生き方授業!「成長する人=素直な人」の理由に納得 人生の土台を築く中学生時代。いろいろな苦しみや悩みが多いのも中学生時代。 という人もきっといるよね。上手くいかない時もあるけど...
教員採用試験勉強法のコツ!「受かる人」の準備の仕方と考え方を校長が解説 教員採用試験について「初めて受験する方」「昨年度、残念ながら落ちてしまった方」「受験は来年度だけど…どんなふうに進めるのだろうと...

中学生ためになる話(例文)学年主任や生徒指導主任の効果的な生き方指導 まとめ

今回の記事では「中学生ためになる話(例文)学年主任や生徒指導主任の効果的な生き方指導」について、まとめてみました。

心に響く話し方のコツ(先生用)子どもを惹きつける手法と自分の魅力の引き出し方とは?みなさんの学校には、子どもたちを視線をくぎ付けにさせ、魅力的なお話をする先生はいますか? 心を惹きつけるお話で「うまいなあ!」と感心して...

https://wadachiblog.com/seitosidou-teiyou-kaitei/ 

人前で緊張しない方法を徹底解説!自分らしく話せる考え方と準備の仕方このような想いを願うあなたに向けて記事をまとめました。 実は、こういったコンプレックスを感じている方は、決して少数派ではありません...

一年間、一緒に生活をしている先生方がお話をするのが、学年集会。「この先生の話は、いつもタメになる!聞かなきゃ損!」と思わせられるようなったら、もう最高ですね。

それは毎日の積み重ねが売らずけているのですから。

日頃から生徒との望ましい人間関係づくりに努めていくことがいかに大切か、細かなテクニックよりここが一番かもしれません。

「ワダチブログ」では、中学生向きに書いてある記事も多数ありますので、是非参考にしていただけたらありがたいです。