教師になるにはクリアしなければならない最大の難関、教育実習。事前準備のイメージをつかむ記事です。
不安な感情が次々と沸き起こってきます。
教育実習は、誰でも緊張するチャレンジです。
特に、先生方や子どもたちにする「挨拶」にはコツや注意事項があります。この記事では、初日から、最終日までの先生方や子どもたちへの「必須挨拶場面7選」を実例を紹介しています。さらに、会挨拶時のマナーや注意事項をまとめています。
私は、公立中学校の元校長です。多くの実習生を指導してきた経験をご紹介します。現在は、子育て中の親御さんや先生方を応援する「ワダチブログ」を運営しています。
この記事をもとにして、挨拶のイメージをつかめれば事前準備は万全です。きっと、教育実習を控えるなたに参考にしていただければ幸いです。
教育実習挨拶と自己紹介例文!初日や最終日等「必須7場面」
この記事で例文を紹介する挨拶場面は「7つ」です。どの場面も、教育実習中に必ずあります。
教育実習生の挨拶「必須8場面」
- 初日の職員室で先生方への挨拶場面
- 初日の朝会等で全校生徒への自己紹介場面
- 初日の担当する学級での挨拶場面
- 各授業での自己紹介等の場面
- 研究授業開催を職員室で授業参観・指導を依頼する場面
- 最終日、職員室でご指導いただいた先生方へのお礼の挨拶場面
- 最終日、教室で担当学級で生徒たちに向けての挨拶場面
この7つの自己紹介等の挨拶場面を想定して準備すれば、落ち着いて自己表現ができるはずです。
次に、挨拶や自己紹介には「共通の注意事項」があります。自分らしい挨拶にするためにも事前準備をしていきましょう。
教育実習生の「話し方のコツ」と「注意事項」
1:いい挨拶の条件は「短い挨拶時間」です。
2:挨拶では「何をしゃべるか」が大事であることは言うまでもありませんが……どんな話し方でしゃべるかが一番大事なのです。
「どんな表情で、どんなしゃべり方なのか、声の調子」ここが、ポイントです。
次の視点をしっかりと意識して挨拶することが大事です。
- 「明るい表情」
- 「ゆっくりと…ハキハキとしたしゃべり方」…早口は厳禁
- 「明るい声の調子」
- 「きびきびとした、立ち振る舞い」
- 「清潔感ある服装」
挨拶・自己紹介の内容はもちろん大事ですが、その前にクリアしたいことは、
非言語的コミュニケーションです。
そもそも、挨拶・自己紹介で達成したいねらいはコレです!
聞き手の「先生方や子どもたち」に、あなたの挨拶や自己紹介でこのような印象が残れば、大成功です。
教育実習の初日挨拶と自己紹介の例文!初日の「必須場面」
教育実習初日の挨拶・自己紹介場面
初日必須の4つの場面についてご紹介します。
場面1 一番初めに職員室で先生方に挨拶をします。
レベルアップの方法
「礼」と「挨拶」を繰り返し練習しましょう。「礼」と「おはようございます」ここまでの印象が大事です。明るい声の調子で話しができるよう、練習はしておきましょう。
「簡単な短い挨拶」と侮らないことです。挨拶とは、話すことで先生としてのいい印象がつたわるようにお話しましょう。
先生方への挨拶が終わったら、次は全校生徒の前で挨拶を行います。通常、全校朝会等の場面で朝会前・朝会後に生徒に向けて自己紹介する場面が設定されます。
場面2 全校朝会等で、全校生に向けて自己紹介
全生徒が集まった中で挨拶をするのは大変緊張します。「何を話すのか」考えておきましょう。
場面3 担当学級での挨拶場面
場面4 各授業での自己紹介等の場面
限られた時間内で行う職員室・全校集会でする型にハマった挨拶より、生徒に向けた内容を付け加えて挨拶しても構いません。
親しみやすい内容でしたら、生徒たちにとって話しかけやすくなります。挨拶する時間に合わせて話す内容がかわるということです。
・長い話は禁物ですが、自己紹介では趣味や中学校時代の様子などを織り交ぜても大丈夫です。生徒が食いつきやすいような話を用意しておきましょう。
教育実習の挨拶!研究授業開催のお知らせ(ご指導の依頼)
場面5 研究授業開催日で参観と指導を依頼する場面
感謝の気持ちをこの短い言葉に乗せてください。これだけで十分です。
時々、こんな実習生もいます「先生方、お暇な時間がありましたら…」これはNGです。
これは謙遜ではなく、失礼な表現ですね。
教育実習生としてのベストは、
ポイントは挨拶ではなく、事前に一人一人の先生方に自身の学習指導案を手渡すことです。
置いてある学習指導案と「ご指導よろしくお願いいたします」と手渡された学習指導案。どちらが丁寧ですか?
この差は大きいです。
あなたなら、どのように手渡しますか?その時、どんな会話がなされるのでしょう。
教育実習の挨拶と自己紹介の例文!最終日の「必須場面」
教育実習最終日の挨拶・自己紹介場面
場面6 職員室でご指導いただいた先生方へのお礼の挨拶場面
教職員全体と「特にお世話になった先生方への個別の挨拶」も欠かせません。
これは模範ではありません。このような雰囲気で、ご自身の真実の「感謝の言葉」をお話しください。もう初日ではなく、実習の成果が問われるスピーチです。
短い言葉に、あなたの感謝の心を表現してお伝えください。教師とは「想い」を伝える仕事です。
場面7 教室で担当学級で生徒たちに向けての挨拶場面
ここは、あえて言葉は例示しません。
教師の仕事は「想いを伝える」ことです。教育実習を終えての「感謝」の気持ちを素直に子どもたちに語ってほしいなと思います。
嬉しかったこと。大変だったこと。感動したこと。これからも夢に向かって進んでいこうという決意。子どもたちへの期待のメッセージ。
あなたなら、どう表現しますか?ココに「こだわり」をもって考え抜いて、準備をしてください。事前に準備すること、練習をすること。これが大事です。適当に話をするのではありません。
話し方の参考記事です。ご覧ください「話し方」が理解できます。
教育実習挨拶と自己紹介例文!初日や最終日等「必須7場面」 まとめ
今回の記事は「教育実習挨拶と自己紹介例文!初日や最終日等[必須7場面]話し方のコツ」をテーマに記事にしました。
教育実習の自己紹介や挨拶について紹介してきました。参考にしていただけたらうれしいです。
要点は先生方には、極力短い挨拶をします。しかし、その中でやる気を示したいものです。生徒の前で話すときは、若干自己開示をする中で、親しみあるあいさつにしましょう。
してはいけないことは「ウケ」をねらうようなことです。
大勢の人に見られて話す機会は誰でも緊張してしまいます。その緊張もいい経験です。
教育実習をする前は、どうしても不安や緊張してしまうものです。イメージトレーニングをして「元気な声」と「笑顔」で乗り切ってください。
「ワダチブログ」には、色々な記事があります。参考にしていただけたら嬉しいです。