子育て相談

自己嫌悪ストレス解消子育てへの対処法!「自分を許す考え方」で母親を笑顔に

子育て中に自己嫌悪を感じることってありますよね。「ついつい大声で怒鳴ってしまう…、イラっとして、子どもにあたってしまう…」

その瞬間はいっぱい、いっぱいで…すぐに襲ってくる自己嫌悪の波

あんなに怒る必要もなかったのに…あそこまで言わなくてもよかったのに、なんで言ってしまったのだろう…

こんなはずじゃなかったのに…

自分の思い描いていた理想の子育てとはかけ離れていくばかりの現実に、落ち込んでしまう方も多いのではないでしょうか?

この記事は、自己嫌悪の悪循環から抜けきれない方への“自己嫌悪ストレス解消子育てへの対処法”についてまとめました。自己嫌悪の負のスパイラルに打ち勝つ「考え方」自分の許し方」についてわかります。

この記事で、自分自身を“いつもと違う別角度から”見つめるきっかけになると思います。自分自身の「自己嫌悪に陥りやすい性格や思考癖」を理解して、納得の対処法を見つけてほしいと願っています。

私は、元公立学校の校長です。子育て中の親御さんや先生方を応援する「ワダチブログ」を運営しています。

私自身も「学校では子どもたちに、大切に思う気持ちを素直に語れるのに、愛するわが子にはなぜ素直に表現できないのだろう…」と、悩み続けた普通の父親です。

40年余りの教育実践の中、多くの生徒と悩みながらも愛情をかけ続け子育てを頑張る親御さんにたくさんお会いしてきました。その経験から得た対処法(考え方)をお伝えします。

きっと、あなたの心に響くヒントがあると思います。笑顔を取り戻すことができましたらうれしいです…

自己嫌悪ストレス解消子育てへの対処法!「リフレーミング」

先ず初めに、しっかりと「自己嫌悪とは」何かを理解してからスタートしましょう。

自己嫌悪とは、自分で自分が嫌になり、情けなく感じてしまうこと「自分に嫌気を指す」心の状態です。

なぜ、そのような自己嫌悪の状態に陥るかと言えば、

こうなりたいという理想の自分の姿とは、相反する現実(うまくできない自分自身)に打ちのめされ落ち込んでいるからです。

「そんなはずではない」という心の状態になっている状態です。

あなたの考える理想と現実のギャップです。それを埋めるには「あなたの考え方」を少し修正する方法を提案していきます。

「自分を許す考え方」を言葉を書き直す

自己嫌悪を抱きやすい方は、リフレーミングで目の前におこる「自分にとって嫌な出来事」を別の言葉で書き直してみる「考え方」をお勧めします。

リフレーミングとは、対象の枠組みを変えて別の感じ方を持たせること

活用により不満や不足といった感じ方を、満足や喜びといった感じ方に変えられるのです。

よく使う簡単な例ですが「ピンチはチャンス!」という言葉

一見、「ピンチはマイナス」に見えても、見方を変えることで、プラスに捉えることができます。起きている出来事は、どうせなら前向きに解釈してもませんか?

  • 「コップには、水がもう半分しかない‥‥と嘆き心配し過ぎて行動にうつせない人」になるか、
  • 「コップにはまだ、半分も残っていいる…まだ大丈夫、チャレンジできる」と考え行動にでる人になるか、この違いは大きくないですか?

失敗や挫折は人生につきものです。上手くいかないとショックは大きいですが、「一度も失敗しない人選なんてない、失敗は成長の機会だ」「やらなければもっと後悔した」と捉えて「もう一度、前向きに考え直してみるか!」こんな心の持ち方がいいですよね。

でも‥‥そんなふうにうまく思えないから、悩んでいるの!

なんて声も聞こえそうなので、もう少しリフレ―ミングについて解説していきます。

子どもが理解できなくなったら喜びなさい 『子育ての話』平光雄

「ピンチをチャンス」にする考え方です。

成長とは、それぞれの性分に従って、その方向で自分を伸ばしていくことと言っていいでしょう。子どもも成長していけば、当然親の掌(手のひら)にのらなくなります。こぼれ落ちます。それは、親にとって不快なことかもしれません。

でも親の理解不能な言動も、子どもが「おかしく」なったわけでもなくても、成長の過程で起こるものですよ。性分に沿って成長していけば、それは必然とも言えます。

むしろ、いつまでも親にとって「快適」、つまり簡単に掌にのってしまっている状態を続けている子の方が「おかしい」可能性が高いと言えますね。それは成長していないかもしれないからです。

さて、めでたく?わが子が親の掌に乗らなくなったとき、どうしたらいいか。この時こそ、子育てによる親の成長のチャンスです。     『子育ての話』引用

そんなうまくいかない、甘くない…色々な思いがあることでしょう。

しかし、今の現状を嘆き続けるだけの生き方より、「辛い現状」「正しい成長の仕方」ととらえる気概ある視点も面白いかもしれません。

子どもが理解できなくなったら喜びなさい

本当に「いい意味での あきらめ」です。思考が整うと「いい」「加減」が自然と取れてきます。自己嫌悪も、負のスパイラルが増幅されないようになります。

自己嫌悪になっている自分‥‥私は揺れながらも安定している

お母さんの落ち込んでいる現状を…私は「結構いい感じで頑張っている」と感じられる考え方です。

法隆寺の五重塔…日本の国宝。地震大国の日本で大昔の木造建築が、なぜ倒れることなく立ち続けているのでしょう?

理由を一口で言えば…揺れるように立っているからです

現代の高層ビルの耐震構造は「揺れること」を大前提として考えています。

「揺れながらも」とは…お母さんの感情で言えば「辛い子育て」のことです。「つらいなあ」と悩みながらも、あなたは今日もわが子のそばにいる(お子さんから見れば、安心してそばにいてくれる存在があればこその甘えやイヤイヤ、反抗もできるのです。

揺れる心が悪ではなく、想定済みの揺れです。心を乱しながらも立ち続ける、一番「強い」お母さんさん像ともいえるのです。

「考え方」一つで自分自身を肯定して負のスパイラルから抜け出せます。

「子育て」で心を揺らすのは当たり前、私は今日も「子どものそばに立ち続けている!」これだけで立派ですよ。自分を褒めてあげてください。

 

ココで、もう少しご自身の性格(ものの考え方の傾向)についてみていきましょう。

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自己嫌悪ストレス解消子育てへの対処法!自己嫌悪になりやすい性格

次に自己嫌悪になりやすい性格として、次の3タイプをあげてみました。心当たりがないか、素直な気持ちで読んでみて「自分を調べて」みてください。

タイプ1:真面目な人・我慢強い人

真面目な親御さんは、自分の言動を振り返って必要以上に反省したりする傾向が強いから注意が必要です。真面目がゆえに、「親としてやらねばならぬこと」は「手を抜きません」努力家なのです。

我慢強い親御さんも、同様の傾向があり、いろんなことに我慢したりがんばったりしているがゆえに、「結果が出ない」と急に「こんなにやっているのに、うまくいかないのは、きっと私自身にどこか問題が…」なんて方向で考え始めてしまいます。

タイプ2:後ろ向きな考え方をする人・ポジティブ思考が苦手

結果が思うようにならないと。すぐに自分自身を過小評価して考え始めます。いつも決まって「私なんて…何をやっても‥‥うまくいかないし‥‥」こんな感じで思い込む癖です。

一番困ったことは、その後ろ向きな考え方のため、自分自身の隠れ蓑になって努力不足になる事もあります。それでは悪循環に陥ってしまいますね。

タイプ3:理想が高すぎる人・負けず嫌いな人

理想が高すぎ、負けず嫌いな人は、「こんなふうに成りたいという理想の自分」と「現実の自分」の大きなギャップに苦しむため自己嫌悪になりやすいです。

例えば、いつもいつも、自分の願うとおりになる人生なんてないにも関わらず、思い通りになることが「正解」なため、いつも不正解を嘆くことになります。

立派な親御さんにたくさんお会いしてきました。

自分の悩みのおおもとには、真面目で頑張り屋の親御さんの性分があります。他の枠組みで考えてみるバランス感覚が、少し失われているだけなのです。

これからの時代は「正解が一つではない」のです。自分のとった行動を自分の正解にするために工夫し努力し続ける時代。求められる「生きる力」の一つとして、「リフレーミング力」は大切な手法です。

わが子にもリフレーミング力を育むうえで、大人の前向きな発想や言葉は、子どもへの大きな影響力を持ちます。

自己嫌悪のしんどい子育ての対処法!心でなく使う「言葉」を入れ替える

ここでは、マザーテレサの言葉をヒントに考えてみます。

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

この名言のスタートは「思考:考え方」です。そして自分らしい理想のゴールは「運命」という言葉に繋がります。

私は長年「よき考え方」を子どもたちに語り伝えてきました。人は言葉を使わなければ「考える」ことができません。「そのよき考え方」とは、よき言葉でできているのです。

私の結論は、「自分は、どんな言葉で考えるか」「どんな言葉を自分の人生の友とするか」つまり、今自分の思うようにならない時は「自分らしくない“言葉”で考えている」のです。

だから、自分が幸せになるためには「自分らしい言葉をたくさんもって、よく考え、書き出したり、声に出したりしてみよう」を決めています。

実は自己嫌悪のようなネガティブな感情は、人間が生存するうえで必要なものものなのです。つまり脳の生存への「アラーム機能」と考えられています。

無理やり消そうとすれば、脳は「早くこの感情に気づけ!」とアピールしてくるわけです。つまりもうおわかりでしょう。「消そうとすれば、余計意識され強化」されるのです。

悪い感情を振り払おうと「意識しないようにしよう」とすると脳はかえって、それを意識して忘れないようにするものです。今の自分を変えたいと悩むより、日常の使う言葉をよき言葉に入れ替えるほうが確実に実行できて楽です。

もう私なんか‥‥ダメだダメだと嘆いても何も改善されないことは、多くの方が納得済みです。あなたが悪いのではなく、あなたの使っている「言葉」が悪いのです。

心を入れ替えるのではなく「言葉」を入れ替え、前向きな言葉を意識して話していきませんか。意外と効果的です。

よき習慣の肝は「自分を許す言葉選び」

数千人というたくさんの子どもとふれあい思うことがあります。それは、心は育てていくもの。決して、誰もが同じように心も自然と育っていくものではありません。

どうやって、心あたたかな優しい子どもを育むか、どうやって、壁が立ちはだかっても怖気ず、たくましい子どもをはぐくむか、ポイントは、よき言葉とよき経験、よき人間関係です。その出発点が「よき言葉をたくさん身につける」ことです。

口癖は心癖、心癖も口癖になります。

親が「マイナスの言葉」を感情的に言葉にしてしまい、我が子もまた同じように言わないでいい「マイナスの言葉」で応戦して、互いに落ち込みます。

そして親子同志で自分を過小評価してしまって「自分なんて…」と思い込みやすい状態になっているのです。

つまり、子どももどんどん自信をなくして萎縮し、親もまたイライラの感情が増幅し「親子ともに自己肯定感を下げてしまう悪循環」になります。

心を入れ替えて「○○しない!」とどんなに決心しても、「〇〇しない!と決めれば、そのことをしたくなる」という特性が脳にはあり、どうしようもありません。

だから言葉は「〇〇しない」というよりは「〇〇をする」と決めた人のほうが成功率はずっと高くなります。「○○しない」という決意は、かえってそのことに脳が執着する原因になっているのです。

この考え方からすると

イライラしたり、自分が情けなくなっても、その感情を感じてはいけないものとしてと「打ち消そう」としていたから、自己嫌悪の悪循環から抜け出せないということになります。

つまり、自己嫌悪の悪循環から抜け出す出発点は「今の感情を認め、許す」ことです。

一生懸命やっているのは事実だから、まあうまくいかないこともあるだろうし…仕方がない。ちょっとまた指揮し直しだな…一息入れるか

いつか、落ち着くこともきっとあるはず…まあ愛しているわけだから、焦らない焦らない…

こんな程度の思考で、マイナス感情をしっかりと「無理もない、平気平気」と受け入れてあげることがいいようです。

マイナス感情を否定ではなく、認めてしまえばいいのです。認めてしまえば、イライラは膨らみません。

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自分を許す考え方 苦しみを「離す」アウトプットのススメ

ここでは苦しみを手放すアウトプットのススメをお話します。

そもそも「自分を許すこと」って、とても難しいです。この記事を読んでいただいている方はなおさらです。なぜなら、どちらといえばあなたは 「他人の方は、許せる方」ではありませんか?

あなたは真面目で優しいお人柄なのですから、他人の問題に関してには、寛容にもなれる時が来るのです。

しかし、自分にはいつでも厳しいあまり、ちょっとした失敗でもかなり凹みます。自分に厳しく他人に優しいのはとても素敵なことで良いですが、「手を抜くこともアリ」の人生だってあります。

素晴らしい性格も、度が過ぎると自分自身が疲れて潰れてしまいます。人生は長距離走です。一生付き合う自分自身だからこそ、色々な事態に一喜一憂し過ぎず「自分を許せるようなマインド」を心掛けてみませんか?

自分を許して負の心から解放してあげてください。体と一緒に「心も休めること」は、大切ですよね。最初から子育てがすべてがうまくできる人なんていないわけですから、まずは「自分を許す」ことから始めてみてはいかがでしょうか。

悪戦苦闘しながらも、「日々頑張っている自分自身を認める」ことからです。その秘訣はともかく、苦しみを「離す」!離すは「話す」です。

声を出す。歌を歌う。好きなドラマや映画で思いきり「笑う」「泣く」、いつもと違う場所をランニングやウォーキングして「汗」を出す。声や汗や涙を「離す」ことで、スッキリするものです。

余談ですが、私は校長時代には、よき30分ぐらい「草取り」してました(笑)不思議とすごい集中力で取り巻きります。一心不乱、何も考えずに短い時間でもストレスフリーになれます。そして真面目に仕事をしてました。校長の仕事ってほとんどが「自分で判断する」ことなのです。

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自己嫌悪ストレス解消子育てへの対処法!「自分を許す考え方」 まとめ

今回の記事は「自己嫌悪ストレス解消子育てへの対処法!「自分を許す考え方」で母親を笑顔に」で母親を笑顔について、まとめてみました。

真面目で責任感あるほど親御さんほど、子育てを頑張りますので「うまくいかない自分」を責めがちになります。

しかしお子さんはお母さんを困らせ悲しませたいわけでは、決してありません。幸せな子育てを実現するためには「お母さん自身が幸せであること」「お父さんお母さんがともに元気で仲がいいこと」これが最高の条件です。

最初に書きましたが、きっとあなたは「自分を許すことは、他人を許すことよりもとても難しい」はずです。一生付き合う自分自身だからこそ、時には自分を許し甘えさせてご褒美をあげるマインドを持つことで、バランスが取れるとおもいます。

さあ、何を始めるかワクワクすることを考えてみましょう。「積極的」に「意識的」に心と体を休ませるようにしてくださいね。ここまでお読みいただきありがとうございました。

子育ての頑張る親御さんを応援しています。また「ワダチブログ」にまでお越しください。