子育て相談

中学生の反抗期にお母さんを辞めたくなった時!気持ちを軽くする対処法5選

中学生を子育て中のお母さん、お父さんを元校長が応援するワダチブログです。

子育てが思うようにいかず「地獄のよう」と、苦しみの沼にいる感じ。親なら「私も同じ」と、思い当たる人がたくさんいます。

大丈夫、あなたは頑張っているから、この記事まで、たどり着いたのです。一緒に考えていきましょう。きっとあなたの心が軽くなり、エネルギーが充電される記事です。

さっそく、キーワードをお話します。意外な表現かもしれませんが信じてください。

1お母さんの苦しみのおおもとは、お子さんが原因ではありません。

2お母さんを苦しめているのは、あなた自身の「考え方のクセ」が原因です。

まず初めに、無理やりにでもこんなふうに考えてみてください。なぜ、そうしてほしいか!

その理由1 お子さんを「自分のよしとする方向に変えようとする」子育てから解放されます。

その理由2 原因が「あなた自身の考え方のクセ」なら、あなた自身があなたのクセを直すことができればいいのではないでしょうか?

中学生の反抗期にお母さんを辞めたくなった時!自分自身を調べてみよう

人間って、自分のことは自分が一番わかっている。これも真実かもしれません‥‥

誰でも相手のことは、よく見えているけど、自分自身のことには気づきにくいこともありませんか?

自分のことは、意外とわかっていないことも多くあります。自分を調べるって、そもそも大変だから難しいですよね。これも、また真実です。

人って、自分の興味関心があることや自分の考え方に近い情報には、進んで近づいていくのに、自分の反対側にある意見には、無関心を装って全く近づかない。こういう傾向が誰にでもあります。

今日は、

ちょっと、いつもと違う「考え方=言葉」が続くかもしれません。でも、嫌気を出さないで読み進めてみてください。

自分を調べることが、親子関係改善にむけた特効薬なのですから。

私の考え方を提案します。

自分を追い詰めているのは 自分自身です。決して子どもではありません。

子ども自身も自立に向けて必死なのです。お母さんお父さんに逆らい悪態をついても「嬉しい」わけではありません。…まずそう考えてみてください。

苦しみのおおもとは無意識の凝り固まっている「お母さん、お父さん自身の思考のクセ」が原因なのかもしれません。

お母さん、自分をそんなに責めないで。 

子どもを責めないで。

子どものために「何とかしたい」、親として「何とかしたい」と切実な想いで叫んでいるのですから。

私は教育のプロとして、たくさんの生徒を指導し親御さんと会い、相談し支えてきました。やりがいを感じ一生懸命に働きました。

それなのに

自分の一番大切なわが子に、何もしてあげられず、情けなくて…ただただ無力感にさいなまれたことがありました。

職場の学校では明るく笑顔でしたが、それが本物の笑顔でないことは自分がよくわかっていました。自分の子どもがピンチなのに、自分は何しているのだろう……悩みは人それぞれ あるのです。

是非、今日は自分を調べてみて、ほんの少しでも「心の向き」を変えてみてください。テレビのチャンネルを変えるように。

テレビ番組をみて視聴者として「ああだ、こうだ」と、言っていても何もおこりません。

こちら側から、自分がチャンネルを変える感じです。理想の子育てに「万人共通の方程式」はありませんが、心の向き方が変わるように一緒に考えていきましょう。

今日は、普段とは違った歩き方をしていきましょうね。

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気持ちを軽くする対処法5選!自分の考え方を振り返る

人は、他人をよく見ています。特徴がよくわかりますよね。しかし、自分のことを理解することは、意外と難しいものです。

自分自身をみつめ、「いったいどうなっているのか?」と問いかけてみてください。決して、楽しくもなく、簡単ではない作業です。振り返る視点は5つ 

1つ目 比較していませんか?

比較したものの見方をしているうちは、悩み続けます。

他の人の子育ては、気になってませんか? 昔からの知り合いの子どもが、大した問題もなくすくすくと成長しているように見えていませんか? 裏を返すと、

「自分の子育てがうまくいっていないのではないか」という不安感が必要以上に強すぎているかもしれません。

「あそこはご主人は子煩悩で協力的、それに比べ、うちの旦那は!」という不満。比較する思考は、健全ではありません。こんな思考はありませんか?

 

2つ目「どこかで母親失格と言われたくない」

こんな気持ちは、ありませんか?お母さんの、このような心情はよくわかります。しかし、これって、お母さんの(気持ちのもちよう)問題ですよね。

自分の気持ちを落ち着かせるために、子育てを頑張っているのなら、子どももたまりません。

3つ目 子どもは別人格。わが子であって、わが子ではない

子どもは、その子なりの人生を歩き始めました。それは誰でも、頭の中では理解しています。でも、自分の分身のように感じてしまう親のエゴ。だから自分の思い通りにならない子育てに、大きなストレスを感じてしまう。

「正しいのは、お母さん。なぜ、逆らうの?」不一致な現状への困惑が、自分を追い詰めていませんか?

4つ目 思春期の育ち方を理解しておく

一般論的には、大人への自立に向けて、思春期や反抗期はみんなが通る「当たり前」の時期です。しかし、兄弟姉妹でも、それぞれの育ち方に違いが現れるもの。

同じ親でも、違ってくる不思議。育ち方をおおよそ理解していますか?中学生時代の成長過程の様子が、イメージしやすくなる記事です。参考にしてください。

 

5つ目 この苦しみを抜け出す解決策が「子どもが変わること」なのですか?

大人でも「自分が変わる」って、言葉ほど楽なことではなく、実に大変なこと。今子どもを変えよう」と、ばかり考えていませんでしたか?

大人の世界でも、人から「変われ!」と、言われたら、普通「余計なお世話‼失礼ね!」ですよね。

自分を振り返る5つの視点は、どうでしたか。きつかったですよね。

自分のこと調べるって。そのうえで、対応の仕方を少しづつ変えていきましょう。

気持ちを軽くする対処法5選 実際にやってみよう

今回の問題の根っこは「親と子どもの気持ち」双方の意思疎通がかなわないことが一つあります。そこで、

1 想いを伝える。例えば、簡単な手紙。

「●●、この頃、なかなか話ができないですね。どうしたらいいかなって〇〇さんに相談したら、…反抗しているようで、全部を否定しているわけじゃないから。

きっと子どもは子どもで、いろいろ考えていると思うよ。心配しないで見守るだけでいいのよ…って、言われちゃった。気になることがあったら、なんでも話しかけてね」こんな感じかな。

子どもの現状を責めることなく、母の想いは伝えておく感じかな。これがベストでもなく、別の親子関係では「これだけは、してください」と、はっきりと伝えるのもありかもしれません。これは、「あなた」が主語になる「あなたメッセージ」で「あなたが・・・・してください」だから、抵抗にあうこともあります。

一般的には、私が主語になる「私メッセージ」の話し方の方が、柔らかい感じで伝わります。

2 ベストはやっぱり、子どもの話を聴く。

でも、素直に話すようなら悩みなんかない…という声も聞こえそうです。

カットにあるように 「大嫌い!」と言ってっても・・・でも嫌いにはならないで。

「ほっておいて!」と言いながら・・・そんなにほっておかなくてもいいでしょ。

この微妙な感じがこの時代。だから、だから、親を拒否しながら、

親の心情、表情、行動、態度は、鋭い感性で背中で、しっかりとみています。

根っこは、しゃべりたいのです。当たり前です。簡単にはそうできないだけ。

だから、お母さんが話したいから、話しかけるのではなく、はじめから聞くつもりで、きっかけだけ話してみる。こんな感じは、伝わるかもしれません。

 番外ですが、

3 「別に…ぐらいな感じで、平気な感じにしている」

家族の暗さ、お母さんの落ち込みは、「反抗している自分に原因がある」それくらいは察知しています。

それが目的で反抗している訳でなければ、意外と平然と構えているのも、アリです。

要するに、はれ物に触るようになると出口が見えなくなるので、お母さんが自分のペースで日常を生活していくのもいいのかなと考えます。

4 誰かに助けを求める

誰でもいいんです。家族以外の親戚、ママ友、コーチ、塾の先生、習い事の先生。

大人としっかりと喋れていれば 、心強いし安心ですよね。

「話す」は、「放す」・「離す」とも書きますよね。自分から手放すこと、離れることですから、ちょっと気分が変わって元気になるものです。

そういう意味では、苦しみが入ってくるだけなので、「出す」ことは全部いいですよ。カラオケ等で大声を出す。お笑いで笑う。涙をたくさん出して泣く。体を動かして汗を出す。

5 最後は、前向きにあきらめる。 

えっ!!!て、思わないでくださいね。私の子どもだから…最後は大丈夫。自分の子どもへの絶対的な信頼。

今、グダグダしているのは大人への脱皮。誰もが、経験する時期です。

自分の子どもだから「大丈夫」と、信頼の下、ある程度の距離をおいて温かく見守る。

(先程、書きましたが、子どもは全部、親の本心を察知しますから。振る舞いの表現が苦手な分、その辺のセンサーは抜群の感度です。嘘、タテマエは通用しません。)

あきらめるは、前向きにエールを送って

「あなたは私の子ども、信頼して任せます」ということです。

お母さんの気持ちを軽くする対処法5選 まとめ

今回は「中学生の反抗期にお母さんを辞めたくなった時!気持ちを軽くする対処法5選」についてまとめました。

どれが、効果的かはわかりませんが、みなさんの家にも、共通している点はあります。

〇もう、自分主体の思い通りの子育てがいい子育てとは限らないじゃないですか。もう、子どもをコントロールしようとは思わないでください。

大人だって、自分をコントロールしようとしている人が現れたら、きっと逃げますよね。

〇反抗していても、子どもは親をずっと見ています。気にしているから、反抗している。

親は、反抗したい乗り越えたい存在なのです。壁なのです。やりたくない役ですが、壁は壁の役割をやりきらないと。

思春期の親御さんには、そんな一面もあります。

〇大嫌いな親でも・・・私のことは嫌いにならなで。こんな感じが反抗期の内心です。そう考えるとかわいいですよね。しっかりと育っている感じが、しませんか。

〇これまでの、子育ての感覚を「少しずつ、変えていく」子どもが急激な成長をして、戸惑っているのです。お母さんお父さんが、小さいころを懐かしんで昔のままの対応では乗り遅れてしまいます。

〇不器用ながら、接点を探っていきましょう。やっぱり伝える工夫をしていきましょう。

そして、最後にお母さんが、自分を責め続けているようでは、自分自身にも、お子さんにもエネルギーが湧き上がらないですよね。

自身を責めることなく、何か前向きに、逃げないで踏ん張っている自分を励ましてください。私は応援してます。

止まない雨はありません。大丈夫。また、会いにきてください。

ワダチブログでは「中学生5分間生き方授業」を掲載しています。一緒にご覧になっていただければ幸いです。