子育て相談

中学校定期テストの成績表に何を書くの?保護者コメントの「考え方と文例」を紹介

中学校では、学期ごとに中間テスト、期末テストなどの定期テストがあります。

その後、成績表が各家庭に生徒を通じて返却されますが、親が書く「一言コメント」には、どの程度のことを書いていいのか悩みませんか?

この記事では、保護者からの一言コメントの例文を用意しました。親から伝えたいコメント内容の考え方がわかり、適切で効果的な文章が書けるようになります

私は元中学校校長です。そもそも保護者コメント欄は「保護者が成績表を見ました」という確認という目的があります。

せっかくの親御さんからのコメントですので、「お子さん」にとっても意義あるものにしたく記事にいたしました。

中学校定期テストの成績表に何を書くの?保護者コメントの「考え方」

保護者コメントの「考え方」から始めます。保護者コメントは「誰が読みますか?」それは二人です。

一人目は、成績表の保護者コメントには「保護者がしっかりと見ました」という確認の目的がありますので、学級担任の先生が読みます。

二人目はわかりますか?

「そう、お子さんです。」

中学生と言えば思春期、真っただ中。なかにはひどい反抗期でご苦労されているお母さんもいることでしょう。でも、生徒の多くは親御さんのコメントを読むと思います。

なぜなら、

中学生って、

「もう子ども扱いするな!」(でも、自立しているわけでもないから、大人ではないことはわかっている)

「いちいち干渉するな!放っておいて!」(でも、少しは私のことみていてほしい)

こんな面倒くさい年頃の中学生だからです。きっとお子さんは、

「お母さん(家族)」が、「自分の成績に対して」、「どんな関心を示しているのか」とても気にしています。

以上から、保護者コメントのポイントは、

「わが子が読むことを想定して書く」もっと踏み込んで表現すると、

「わが子に知らせたい“親の考えや想い”」「コメントに書いて、伝える」ことができるチャンスという点です。

もちろん、学級担任の先生にも、親の考え方や願いを「伝えるチャンス」ととらえることもできます。

保護者コメントの「考え方」のポイントを押さえた後は、具体的な例文で考えていきます。

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中学校定期テストの成績表に何を書くの?保護者コメントの「文例」を紹介

ここでは実際のコメント例を5つの視点から順々に紹介していきます。次の5つです。

  1. 結果だけでなく努力の過程に注目
  2. 事実で先生に伝える・事実で誉める
  3. 成長を感じたら素直に誉めて、喜ぶ
  4. 成績が下がったときのコメント・わが子だけに伝える
  5. 担任への支援のお願い

それでは1つ目は、注目するのは結果ではなく「過程」についてです。

1.結果だけでなく「努力の過程」に注目

お子さんが勉強頑張っているケースは、成績の結果だけでなく「努力の過程、取り組み過程」を「お母さんは知っています(見ていますよ)」というメッセージがイイですよね。

いつもお世話になります。

今回のテスト前はいつになく毎日勉強をがんばっていました。コツコツと努力を重ねることで得意教科の社会科が高得点で本人は大変喜んでいました。

全体的にはまだまだ課題も多いかと思いますが、一つ「努力の過程」が実り、親としても大変うれしく思っています。これからもご指導よろしくお願いいたします。

親が「結果だけでなく」「努力する過程」にも注目している点は、これからの生き方として繰り返し伝えていきたいものです。

2.事実を先生に伝える・事実で誉める

例え結果が思うようにならず、伸びていなかったり下がったりしても、「努力しているなら」その事実を表記するのもコツです。

苦手と言っている英語も頑張って勉強していました。思うような結果にならずガッカリしております。

親としては、前回より真剣に取り組んでいた姿があり、大変うれしく思います。机に向かう時間が格段に増えていました。

すぐに結果が出なくてもコツコツやっていればいつか良い結果もですでしょう。挑戦し続ける姿勢はとてもいいので期待しています。

これからも、家族でしっかりと応援していきます。

親から見た家庭の様子、取り組みの様子を「事実」で担任の先生に伝えること、大切です。

また、中学生は難しい年ごろです。しかし、「事実」で誉めることは思春期のお子さんにも必ず届くとおもいます。

3.成長を感じたら素直に誉めて、喜ぶ

今回の期末テストは、早め準備を始めていました。

部活動で疲れていても机に向かう姿に、頼もしくなったと私も元気をもらいました。随分と「成長したな」と嬉しく思います。

親として、喜ぶべきところは喜んでいることを素直に伝えたいものです。お子さんの励みになるようなコメントを心がけてください。

4.成績が下がったときのコメント、わが子だけに伝える

成績が下がると本人も落ち込んでいますよね。見守る家族も辛く、コメントも書きずらいものです。

今回の結果は残念でした。でも落ち込むことはないし落ち込んでいる時間はもったいないです。成績にこだわり、目標をもって進むことは大事なことです。

しかし、今は結果だけがすべてではありません。あまり一喜一憂せず、これからも努力する姿勢は続けてください。応援しています

完全に、「わが子」だけにメッセージを送ってもいいのではないでしょうか。先生へのコメントがなくても「保護者の考え方がハッキリわかります」ので、しっかり親御さんの気持ちも伝わり。先生も応援して指導してくれることでしょう。

5.担任へ支援のお願い

場合によっては、本人の課題をピンピンとで担任の先生にお知らせすることもあるかもしれません。

やる気はあったようで、家庭でも取り組む姿勢は見えたのですが、「何を勉強していいかわからず空回りしていた」ように感じます。

お忙しいと思いますが、お時間がある時に勉強方法等もご指導していただけるとありがたいです。

大事な時期が近づいてきています。じっくりと勉強に取り組んでほしいです

担任の先生は、決して失礼とか図々しなんて、思わないと思いますよ。親が勝手に舞い上がっているのなら別ですが、我が子を見つめ良い面はしっかりと認められ、「課題に先生の支援を願う」ことは十分に理解できます。

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中学校定期テストの成績表に何を書くの?保護者コメントの例文 まとめ

今回の記事では「中学校定期テストの成績表に何を書くの?保護者コメントの考え方と文例を紹介」と題しまとめてみました。

私が大切にしていてほい親の視点は

  1. 成績の順位や点数の結果だけでなく、「目標を持つことの大切さ」「取り組みの過程や努力の姿勢」に親が注目していることをお子さんに伝えてほしいのです。成績結果はもちろん大事ですが、将来の欠かせない考え方・生き方の基本ですよね。
  2. 「事実で誉める、事実を伝える」ことはとても中学生には大切な視点です。反抗期・思春期の難しい年ごろです。でも無視した態度であっても「親の表情」「親の考え方」「親のしていること」には鋭い感性で正しく本質を感じているものです。
  3. 思春期・反抗期だからこそ、親が「わが子の成長」を感じたときは、素直に嬉しいと表現して伝えることです。親を「ウザい」といった態度をしていても、自分に関心を寄せてくれる親の存在は本人の成長に欠かせません。保護者コメント欄は公式に言葉を伝えることのできるチャンスなのです。
  4. 担任に伝えたいことは「本人も読んでいることを前提」にして、書いてください。子どもだけに送るメッセージでも、担任は親御さんの考えがわかるわけですので大丈夫です。また、家庭の様子や願いを添えてもいいでしょう。学級担任の先生も、家庭と一緒に進みたいと願っていますから。

どんな状況でも、家族は応援しているというメッセージが必要です。

日常は「勉強しなさい!」と、小言が多くなっていても成績表の「コメント」は、文章で親の考えや気持ちが残ります。素直に言葉に表して伝えましょう。

少しでも「コメント」の参考にしていただけるとうれしいです。中学生の子育てを応援する記事や生き方授業も記事にしている「ワダチブログ」にまた遊びにきてください。