ブレイクダンスは「ブレイキン」とも言われています。 音楽に乗せて身体のあらゆるところを使って、回ったり、跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れたダンスです。
金メダルも期待される競技の第一人者が、半井重幸(なからいしげゆき)さんです。
そこで、この記事では、日本のエース半井重幸(なからい しげゆき)さんのプロフィールをご紹介しつつ、ブレイクダンスの競技方法や基本技、採点の付け方等についてまとめました。
みなさんに日本のエース半井重幸の才能とchallengeの積み重ねとブレイクダンス(ブレイキン)の魅力をお伝えしていきます。
パリ五輪エースシゲキックスこと半井重幸のプロフィール
半井重幸は、日本の「ブレイクダンス」の第一人者のダンサーです。2024年のパリオリンピックで「ブレイキン(ブレイクダンス)」は新競技に採用されました。
半井重幸は「Shigekix」(シゲキックス)の愛称で大活躍をしています。2018年ブエノスアイレスユースオリンピックの銅メダリストです。
ブレイクダンスの世界的大会である「Red Bull BC One」の歴代最年少優勝者です。
先ず初めに大会の雰囲気を感じられるシゲキックスのダンスをどうぞお楽しみください。
国際タイトル46個の実力は? 半井重幸(なからいしげゆき)プロフィール
◆生年月日 2002年3月11日(年齢20歳)
◆出身地 大阪府 大阪狭山市
◆身長:体重 166cm 58㎏
◆進学先 大阪学芸高校
◆ダンサーネーム 「Shigekix」(シゲキックス)
◆経歴
- 7歳でブレイクダンスを始める
- 11歳で世界大会に挑戦。キッズ部門で見て木の存在になる
- 13歳で一般部門で初優勝
- 2018年 16歳で「ユース五輪で銅メダル」
- 2020年 18歳で「世界最高峰のRed Bull BC One World Final」史上最年少優勝
◆所属
- 2017年TEAM G-SHOCKに加入
- 2019年 レッドブルと契約してRed Bull BC One All Starsに加入
- レッドブル、G-SHOCK、ナイキ、エクスペリアとスポンサー契約
◆特技
- 絵を描くこと(プロ級)海外遠征時に美術館に(個展のオファーもあるそうです)
- トランポリンが得意(幼稚園から小学校4年まで打ち込んだそうです)
- アーティスSHUN SUDOのファン
◆家族 両親 姉の4人家族 姉は彩弥(あやね)ダンスネーム「AYANE」
姉Aayaneさんの影響で7歳でブレイクダンスを始めています。
パリ五輪エース半井重幸!ブレイクダンスの技を解説
なんと[7歳]の半井重幸が登場します。天才であり、努力家!納得の映像です。
ブレイクダンス:競技方法をまとめました!
- パリ五輪で採用される予定は「バトル」です。
- バトルは1対1の対戦で勝負します。ダンサー同士で対面して選手がオリジナルティあるダンスを踊り勝負します。
- 予選では1ラウンド1人2回、決勝ラウンドでは1人4回ずつ、数ラウンドを踊ります。通常は、1ラウンド30秒から長くても1分以内です。
- 試合中「ディスクジョッキー」が流す「ヒップホップ調の音楽」に即興で踊りを合わせます。
ブレイクダンスの基本技
- 何種類もあるステップを立った状態でのステップして踊る「トップロック」
- 地面に手をつきかがんだ状態での足さばきやステップで足技を繰り出す「フットワーク」
- 頭や肩など全身を使ってクルクルと回ったり跳ねたり跳んだりする「パワームーブ」
- フリーズダンスの途中に体の動きを固めて「ピタッ」と止まる「フリーズ」
ブレイクダンスの採点方法
オリンピック基準がわかりませんが、日本基準でブレイキンの特徴がつかめると思いますので、ご紹介します。
◆技術面 難易度 バリエーション ボディコントロール
◆表現…雰囲気の独自性
- ブレイキンへの理解を佇まいやしぐさで表現…個性や情熱などに雰囲気の独自性
- オリジナル…選手独特の動きや技
- トランジション…技や動きをつなぐ接続部分の独自性
- ディテール…技や動きの質の追求
◆総合性
構成、完成度、音楽性、リズムキープや音楽に順応したダンス
◆驚き
減点項目には、「繰り返し」「真似」「失敗」「公序良俗に反する失格行為」
減点項目に「繰り返しや真似」という観点があるところがブレイクダンスらしいですね。
選手は戦いのステージに上がるまで、どんな曲でダンスをするのか知らないそうです。つまりDJがかける音楽が勝敗に影響が及びます。
まさに、対応力で即興で自身のオリジナルティを発揮して挑むわけです。
その会場に方々をどう自分のダンスに巻き込みくぎ付けにするかが勝敗を分けてしまいます。真似は減点対象でいかに「オリジナリティ」を発揮して「即興」で勝負するわけです。
ブレイキンには、他競技では当たり前の専属コーチがいないようです。自分の長所も短所も自分で把握しコントロールして独創性あるダンスで表現する競技なのです。
ブレイクダンスの4つの要素
- パワームーブ
- エントリー
- フットワーク
- フリーズ
それでは、パワームーブから詳しくまとめてみます。ちょっと、文字だけではわかりにくいですが‥‥
パワームーブとは?
“パワームーブから縦に…
最後の ハローの音ハメも角度もエグいです!bboy biscuit
WAKATE battle judge move にてpic.twitter.com/PcHF6ObvKG”
— 激ヤバダンス動画 (@geki_yabadance) August 25, 2022
パワームーブとは、特に上半身でアクロバティックな動きをする「技の総称」です。跳ねたり回ったりと、豪快な動きが多いです。
- ヘッドスピン:3点倒立の状態で、頭を軸に回転する技
- ウインドミル:肩・背中を地面につけ、足を開き回転する技
- スワイプス:片脚で地面を蹴って、体を反転させながら回転もする技
ブレイクダンス初心者からみると、「ヘッドスピン」は象徴的なスタイルですよね。
エントリーとは?
エントリーとは、ブレイクダンスでの立った状態でのステップの総称のこと。エントリーの代表的な技としては、下記の種類が挙げられます。
- アップロック:ステップをしながらしゃがむムーブ
- ブロンクスステップ:足をおしりの方から前へ回しながら蹴りだすように左右交互にステップを踏むムーブ
- トップロック:立った状態でのブレイクダンスステップ
フットワークとは?
他のジャンルのダンスではあまりみられることはありません。床に手をつけ、屈んだ状態で素早く足を動かしたり、相手を挑発したりするムーブのことです。フットワークの代表的な技には、下記の種類が挙げられます。
シックスステップ:足を6歩踏んで1周するフットワーク
ツーステップ:最初の1歩で90度ずれた方向を向き、以降は2歩で半周するフットワーク
フリーズとは?
フットワークやパワームーブの一連の流れから音に合わせて動きを止め、ポーズを取る技がフリーズ。ダンスのフィニッシュを決めるためにも重要な技です。フリーズの代表的な技は、下記のとおり。
- チェアー:お腹の横・後ろに肘を入れて地面をキャッチしながら、側頭部と残りの手で体全体を支えるフリーズ
- アローバック:3点倒立から後頭部に重心を移し、姿勢を崩さないように両手を頭より奥について支えるフリーズ
- ショーグン:片手で倒立した状態でストップする技
パリ五輪エース半井重幸(なからいしげゆき)ブレイクダンスの競技方法と基本技を解説 まとめ
今回の記事は「ブレイクダンス・半井重幸シゲキックスのプロフィールと競技方法を解説」のタイトルでパリ五輪エース半井重幸(なからいしげゆき)を紹介しました。
ブレイクダンスの競技方法と基本技はわかりましたか?日本には有望選手が目白押しです。独創性、オリジナリティを発揮し、即興で勝負するブレイキン。その魅力が爆発的に広がっています。
ブレイクダンスが、オリンピック種目になるあたり時代が急速に変化していることが感じられます。
自らchallengeするものよし、半井重幸さんだけでなく日本勢の活躍を追っかけていくのも楽しい競技ですね。