中学生の生き方授業

勉強する意味が分からない中学生に贈る大人になる考え方!中学生の生き方授業

中学生は、なんで勉強する必要があるの?

受験のため?それとも将来のため?

「この勉強」が将来に役立つとは思えない。勉強する意味って何?

君はこんな疑問を考えたことないですか? みなさんなら、どう答えますか?

この問題を自分でしっかりと考えて、「自分なりの答えをもって頑張る中学生」と、「なんとなく勉強を頑張っている中学生」とでは、歳を重ねるごとに大きな差が生まれます。

勉強する理由を考えながら、大人の考え方を紹介する記事です。普段、勉強する意味が分からないと考えている中学生に向けて書いた記事です。「勉強するっていうこと」の意味が、ハッキリしますよ。

 

勉強する意味が分からない中学生に贈る大人になる考え方!君はどうですか?

  • 国語の授業 日本語さすがにもう大丈夫。どうして、難しくするの?という感じ   
  • 数学の授業 数学で生活に困らない。これ以上勉強しても将来に関係はないんじゃないかな  
  • 社会の授業 覚えること多すぎ。過去を振り返っても何の意味があるのか、理解できない     
  • 理科の授業 生活に役立つ感じも時々するけど、実験は好き、でもテストは大嫌い    
  • 英語の授業 私、日本人。勉強したい人だけでよくないですか。単語覚えるの苦痛で苦手です 
  • 勉強ってともかく覚えればいい。頭に叩き込む感じでしています。目標は〇〇高校合格です
  • 受験に影響する調査書が気になるから、授業態度は気を付けています。テストは、いい点数を取りたいので、毎日勉強頑張っています。私、塾にも行ってます。

何か理由をつけて、勉強の意味がわからずやる気の出ない人もいるし、高校受験やテストに向けて「やる気全開」で頑張っている人もいることでしょう。

現状は、人それぞれです。

「なぜ、勉強するのか」のその意味に、中学生の君が自分に納得の答えを出しておくことを勧めたくて、この記事を書きました。

みなさんが「どんな気持ち」で「どんな考え方」で学び続けるか、勉強する意味を理解して「納得して学ぶ」か、知らないまま嫌々続けるのでは、成長のスピードが大きく変わります。

結論からお話します。中学生のみなさんが勉強する目的は、高校受験のためだけではありません。テストでよい成績を出すためでもありません。

  • 受験勉強もテスト勉強ももちろん大切、しかしそれは、勉強する大きな目標というべきです
  • 決して勉強する目的ではありません。

では、さっそく私の考え方を紹介しますね。はじめるよ。

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勉強する意味って何?考え方①自分の頭の中に「考える素」を創ってる

勉強するとは、「自分の頭で考える」その考える力の「おお素を鍛えている」のです

誰でも、人には頭の中に「自分の畑」があるとイメージしてください。

勉強するって、その自分の畑を毎日コツコツと耕しているイメージです。雑草を取り、耕し、肥料をやり、栄養のあるいい土壌にしたくないですか?

 

今日頑張っても1日で、食べるものは収穫されません。しかし、畑を耕しタネをしっかりと蒔いとけば、将来タネは成長し実るはずです。

◆毎日、「自分の畑」を手入れしている(毎日継続して努力しているので)から、畑仕事も慣れてきたし、きっと自信もでてくるはず。

◆毎日、前を向いて畑仕事をしていると(学ぶ習慣ができると)「もっとこうしたいな」と夢が広がります。一生懸命頑張っていると、応援してくれる人も出てくるものです。

◆「類は友を呼ぶ」って、言うでしょ。一生懸命に頑張っていると、不思議と頑張っている人と出会い、仲良くなるものです。コツコツと勉強しているとよき親友、よきライバルがきっとできますよ。

前向きに生活していると、次々によいことが起こり始めるものなのですよ。

逆は、書くまでもないけど。勉強する気持ちにならず、何事にも消極的な生活をしていると、

自分の頭の中の畑をそのまま「放置」してあるだけ。

自分が自分の畑を耕さないから、あなたの畑を耕す人は誰もいません。

畑の土はもともとは良質だったけど、今はかたまり、雑草だらけ。虫が飛び回る空き地。だから誰も近づかない。

いざ、耕したくても今となっては、

一人では大変そうで…やらなきゃとは、いつも思うけど、いざ、始めようにも一歩が踏み出せない…こんな感じかな。

 

私は、中学生のみなさんには「自立して、たくましく生きていく力」を身につけてほしいと、教師を続けてきました。

自立するって、何か目の前に課題がおこったとき

「自分で正しいか、正しくないか」「右に行くか、左に行くか」自分で行動を決めていく。

そうやって、自分の人生の行き先を決めていくイメージです。

私は「勉強」って、その分岐点で自分らしく判断できるように、自分の頭で考えるおお素を豊かにする作業と考えています。

だって、頭の中に「考える素が少なくて貧弱だ」と「正しく考えろ、自分らしく考えろ」と言われても、できないと思うのです。

ただ、食べて寝て生きるわけではありませんよね。

自分らしく人生を生きるには、自分にピッタリの考え方をしてほしいのです。

毎日勉強しているたくさんの知識が「いざという時」に、知恵に変わって自分らしい判断ができるのだと思います。

勉強する意味が分からない中学生に贈る大人になる考え方!勉強する理由!勉強は机上だけじゃない!中学校生活は宝の山

勉強の素は、机上だけでなくて、毎日の生活の中にもいっぱいあります。

学校生活を精一杯に頑張る。いっぱい経験や体験をする。

全力でチャレンジするなら、成功も失敗でもいい経験になります。だから「いざという時」に、

あなたの考える素が、きっとあなたらしく判断してくれると、思います。

だから、勉強する。

自分の頭の中にある「自分の畑」を毎日耕して、たくさんの知識・理解を身につける。そのまなび続ける過程で、「将来に向けて、どんなタネを植えようかと、未来の収穫物を考える」そうです。自分の畑だから、自分が責任をもって、考える力を鍛えているのです。

部活動だって、委員会活動だって、行事の実行委員だって、ボランティア活動だって、みんなみんな畑を耕すこととつながっているんだよ。友情やケンカも全部畑の肥料になります。

大きなポイントがあります。

自分は「前向きに活動しているか」

それとも「やらされている気持ちがあるのか」

「何も考えずに、活動しているのか」

この意識の差は、果てしなく大きいということに気づいてください。

前向きに働いているから、自分の畑をちょっと自慢できる。自分の畑に誇りが持てて、自信もでてくる。

嫌々畑仕事をしている人には、作業(勉強)していても、つくる作物に愛着もないし、自分の畑に自信も誇りも育ちません。

勉強する意味の答えは? 世の中には「正解がない問題」もある

正解がない問題とは、自分で正解を決めなければならない、問題ということです。

例えば、1+1は、世界中で正解は2です。

「なぜ、勉強するの?」この疑問に、世界中で決まった答え=正解がありません。この記事も「私の提案」「私の正解」…「あなたの正解」かどうかは君が判断する!

決まった正解がないということは、自分で正解を出さなければならない、問題ということです。

自分で出した答えを。正解にするような生き方をしていくイメージが大切です。これが、大人の考え方です。

今はテストがあると正解があるよね。自分の人生を楽しく生きるって自分の正解を自分で決めること。折角決めた自分の正解を、本当の正解になるように頑張ることです。

「なぜ勉強するのか?」という問題に対し、

「私は〇〇と考えています。これが、私なりの答え。自分だけの正解を決めました」こんな感じです。

もう一度言いますよ!この記事は、正解じゃないですよ!みなさんが考えるヒントです。正解は、みなさんの心が決めるのです。これが大人の考え方です。

社会で自立して生活していくということは、正解のない問題に自分なりの正解を決めていくことと同じです。

今、世の中はコロナ禍で混乱しています。外出自粛の要請や三密を避けることが求められていますね。特に、飲食店ではお客さんが減って苦しい生活が続いています。ニュースで聞いたことがありますよね。

もし、あなたのお店だったらどうしますか?

この大問題に、公式も正解もありません。今まで大事に育ててきた畑。この時に収穫するのです。考えて、考えて自分の進む方向を決めるのです。

「ネット販売しよう。新商品を開発しよう。」「いや、思い切って前向きに方向転換を考えよう」そして、自分の出した答えを正解にするために、努力して生活しているのです。

コロナのせいにしても、何も変わりません。自分がしっかりして、人生を切り開いている人たちがたくさんいます。立派だと思いませんか?

「なぜ、勉強するの?」と「あなたは、どんなふうに生活していきたいの?」根っこは同じ問題

この問題は少し、遠回りして考えたほうがいいのです。

私も中学生のみなさんも、人はみんな「幸せになりたいな」と願っていると思います。

人の数だけ「私の幸せの形」があると思います。

私の夢、歌手になりたい。ユーチューバーになりたい。私は、プログラマー。私は、看護師。私は……。今はぼんやりしていて決まっていないけど…人を助ける仕事に就きたい。

幸せの形が人それぞれ違うのです。でもね、幸せの形には共通点もあります。わかりますか?

その共通点は、「正解がない問題」だということです。だから、自分の畑と対話して、夢を実現するには「何をしたらいいのか、どんな歩き方をしていけばいいのか」を、自分で決めていくのです。

サッカー選手になる夢をかなえた。・・・(大けがをしてしまった)これから、どうしたらいいか…リハビリに専念して復活を目指すか、方向転換をめざすか。

苦しいけど、自分で「考えて考えて」結論を出す。自分の答えは

サッカーのこと、大好きな気持ちは変わらない。このつらい経験を生かし、けがをした選手を支える仕事に就きたい。

トレーナーの勉強を一からはじめよう。努力して努力してプロになれたんだ。自分にできないことはない。やればきっとできる!

いつまでも、クヨクヨしてられない。前を向こう。

自分の考え抜いて出した答えを、「正解だった」と、言えるような生き方をすればいいのです。

ちょっとした日常生活の中にでも、みなさんはいろいろな判断をしています。

こういう問題にどう答えますか? ワダチ先生

●クシャクシャの紙屑が目の前に落ちています。みなさんなら、どうしますか?

●友達が、いつもと様子が違うように感じました。みなさんなら、どうしますか?

●友達と、ちょっとしたことでケンカしてしまった。よく考えると、原因はどっちもどっち。みなさんなら、どうしますか?

みなさんはその都度、自分の行動を決めていますよね。

◆誰も見ていなくても、ごみを拾う。拾わない。

◆「どうしたの?大丈夫?」と、やさしく声をかける。声をかけない。

◆自分から、「昨日はゴメン」と謝る。謝らない。人それぞれです。

出来事に対し、自分の頭をフル回転さて、自分なりの答えを出し、行動しているのです。

もしかしたら、頭(自分の畑の収穫物がなくて)が働かず、ごみが落ちていいることにも、友達の変化にも気づかないこともあるかもしれません。

私が大切に思うことは 「自分で考える」「責任をもって行動する」「それは自分らしい判断だったか」また考える。ここが大事に思うのです。

みなさんはどのように感じますか? 

Ⅴ:勉強する理由は?自分の頭の中の畑づくりは「中学時代は絶好の季節」

博士ちゃんという番組があります。毎回毎回、大人顔負けのすごい小学生が登場します。

共通点は二つ、自分のお気に入りのテーマが「大好きだ」ということと「ものすごい知識量」。すべて頭の中に入っている感じで、うらやましい限りの才能です。

その理由の一つは、小学生時代が一番「覚える力が強い」最強時代なのです。人間の脳が、そうできている。

中学生までは、一夜漬けができる。つまり、理解度が不十分でも「丸暗記」ができる。テスト終わるとすぐ忘れるけどね。

高校生の勉強法は、ただ暗記するのではないですよ。

「AとBにはこんな関係性があり、その結果CになることもDになることもある」というように、関連性をしっかりと納得して理解をしていく勉強が主流になってきます。だから忘れない。しっかりと理解し知識を積み上げていく学び方です。

中学生の時期は、丸暗記もできる時期。脳が覚えることに最強の時代が残っています。それと同時に、高校生のような学び方が育っている時代でもあります。

 

子どもの小学生 と 大人への階段をしっかりと歩み始めた高校生をつなぐのが中学生です。勉強すること、部活動や委員会やボランティア等々なんでもチャレンジしてみることが、とても大事な時代なのです。 

重要なポイント2選

1:イヤイヤ、意味も分からず「畑を耕し続けている」自分と自分で「こうだ!!」と答えを決めて、前向きに畑を耕し続ける自分と両方思い浮かべ「なりたい自分」はどっちなのか、考えるのです。

答えは自分しか出せないのです。だって、自分の頭の中にある畑だから、親にも先生にも手が出せない。

2:漢字や計算は、まさに脳を鍛えています。音楽、美術、保健体育、技術家庭のすべての教科に生活の知恵が詰まっています。

勉強は5教科だけではない。さらに、部活動や委員会活動などなんでもチャレンジした経験が全部、あなたの考える素になります。

勉強する意味は?大人の考え方を教える中学生 生き方授業 まとめ

この記事では「勉強する理由って何?この疑問に大人の考え方を教えます!中学生生き方授業」をテーマに書きました。6つに要約しますね。

1 なぜ、勉強するのか。この問題の答えは、誰も教えてくれない。私も自分の考えを提案しただけです。本当の答えは、自分しか出せない。でも「この答え」次第で、成長のスピードは全然違ってくるのは、事実です。

2 勉強は、自分の頭で考えるおお素を形づくっていること。頭が空っぽじゃ、自分らしく考え判断できない。自分らしい生き方を見つけるには、学び続ける生き方が大事に思います。

3 勉強することを「自分の頭の中の畑」を耕しているイメージで考えてみましょう。自分の畑を耕しタネを蒔いているイメージ、すぐには食べないけど、自分の畑が自分らしい生き方を支えてくれるのです。

4 なぜ勉強するか?この問題には、正解が用意されていません。答えは、自分で探し出すしかない。自分の答えを「正解」になるように努力していく生き方をしてください。

5 中学校時代が、記憶する力もあって、思考力も育ち納得して進める勉強法もできる時期です。勉強をするのに最適な時代と思います。ただやるだけではなく「前向きな気持ち」で取り組むことが大事です。

6 勉強とは、入試科目だけではない。すべての教科にムダなことは一つもない。部活動も委員会活動も友情を深めるのもすべての生活に、無駄なものはありません。

最後に、60歳を過ぎた私。みなさんから見れば、おじさんを超えて、立派なおじいちゃん。私にも耕し続けている畑があるのですよ。畑は、自分で耕すしかないのです。「もう、いいや」と、手をとめたら土はかたまり、草がはえてきます。

勉強する理由?は、中学生だけの問題ではありません。すべての人間の問題です。

自分の畑は、これからもずっと、「自分の好きな畑のままにして置きたいな」と私は思います。すると、怠けていられない。

私も、本を読んで勉強していますよ。高校入試はなくても勉強しています。毎日、走っています。毎日、みなさんに向けて書いています。役立ちたい、応援したいと考えています。

そんな生き方が、自分の畑づくりにはぴったりなのです。だから苦にならないですよ。これが、自分で考えて出した私なりの正解だからです。

ここまで、読んでくれてありがとうね。

他にも、たくさんのお話があるので、また、ワダチブログ に立ち寄ってくれたらうれしいです。

なぜ、勉強するか?このテーマを考え続けることが、中学生のみなさんには、最高の人生勉強です。また、会いましょう。