中学生の生き方授業

相性の悪い友だち関係に悩む中学生に生き方授業 こっそり教えたい大切な考え方

中学生に贈る5分間生き方授業。学びは、教室だけじゃない。今日のご紹介するのは、企業のCMです。

ドラマの途中などに入るCMは、「またコマーシャル入るの~」と、「ちょっと、イライラする邪魔者」な感じですよね。

そんなCMの中にも

「これ、中学生に勉強になるよなあ」と、考えさせられる「名作」がたくさんあります。

今日は、君たちの5年後の近未来を表現したCM、

会社に就職して、

こんなケースもきっとあるかな

と、考えられることを先に体験しちゃいましょう。3分の(教科書)です。

‥‥30秒程度の短縮版は、テレビで流れているので記憶に残っている人もいるかもしれません。

MONGOL800 のキヨサクさんが歌い上げる、たばこの会社JTのCM(WEB限定版です)

理想の友だち関係は違い」を避け合うか、刺激を受け合うか

違うから、人は人を想う たまたま出会った二人、同期で入社

性格も特技も全く違う二人。凹凸コンビとして、はじめはぶつかり合います。 

CMに流れる楽曲の歌詞は篠原誠さんという方の作詞、桐谷健太さんが演じるCM、浦島太郎が歌う「海の声」の作詞も手掛けている方です。

歌詞が、本当に素敵です。君の未来を想像して聴いてください。

私は、二人の成長がうれしくなりました。

https://www.youtube.com/watch?v=VhEcHCIYK58

バックに流れる楽曲の歌詞です。

もう一度、人生を振り返るように読み直してみましょう。

同期を想う

たまたま隣に 座っていただけ

たまたま同じ チームの1人

趣味も違う 性格も違う

特技も違う 欠点も違う

誰とでも すぐに話せるアイツと  

じっくり考えてから 動き出す俺

不思議なくらい真逆なデコボコ コンビ

そう だからこそ 激しくぶつかる  ライバルみたいに はねつけあって

アイツのことを理解できずに 自分の方が 正しいと思ってる

どちらかと言えば嫌いなやつ 本当なら仲良くならない

なのに なのに なのに なのに

デコとボコがハマれば  楽しくて

行こうか、

JT CM「同期を想う」

君は、今友だちいますか?

「友だち=気の合う仲間」という感じ

気の合う仲間との会話は、楽しいですね。

いつも、仲間がいる感覚は「本当にありがたい」です。

このCMが教えてくれること

それは、この歌詞「どちらかと言えば嫌いなやつ 本当なら仲良くならない」

そんな真逆なタイプと交わることで、二人の成長していくドラマ。

真逆なタイプだから、はじめはうまくいかないこともある。

上手くいかない原因は、一つ「自分との違い」に違和感を感じている自分がいる。

自分との違いを「変」と感じちゃう自分。

でも互いに

「その違い」に戸惑いながらも、「コミュニケーション」をとって少しづつ理解し合い「認め合って」、距離を縮めていく二人。

こんな体験が、人間が大きく成長させていく感じがしませんか?

偶然出会った、人と人のつながり、「自分と違う」から、学べる。「自分と違う」から、気づくことも多い。

だから、

新しい自分に出会える。

私は、そう思います。君にもチャレンジしてほしいな。

相手をすぐ拒絶せず、その個性を「自分と違うけど‥‥これもアリだよなあ」と、

理解していこうとする「構え」だけでいいんです。

ムリすることは無い、誰にでも敬の心で接していれば、相手のよさが見えてきます。

その時が、君が大きくなっている時です。

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縁に気づき、縁を育てる力

縁(えん)についてのお話です。

人は人と出会い、そのふれあいの中で成長していきます。日本中探しても、一人で成長して成功する人はだれ一人いません。

成功している人は、みんな素敵な出会いを大切にしています。

「出会い」を「縁」に、置き換えて考えてみるのもいいですよ。

縁について、こんな言葉を紹介します。

小才は、縁に出会って 縁に気づかず

 中才は、縁に気づいて 縁を生かせず

  大才は、袖触れあう縁をも生かす

意味は、

□君の将来の宝となる素敵な出会いにも、君自身が、その縁に全く気付かない人もいる

それじゃ、まったく話にならない、ダメでしょ。

□次は、大切な出会いかもしれないと感じているにも関わらず、その人の縁を大切にできずに活かせない人。

それじゃ、もったいないね。

□世に出て、大きく成長する人は、みんな「袖触れあう」ような、ちょっとした出会いも大切にして、

自分の人生にかけがえのない出会いとして、その人との縁を大切にして親しくなっていく。

こんな意味です。

この言葉の背景には、

「どの人も、公平に素敵な出会いをしています。しかし、その素敵な出会いに気づいて、大切にできるか、できないかで、その人の成長に大きな差が出てきてしまいますよ」

そんな意味があります。

さあ、君も振りかえってみよう。

中学校に一緒に入学して出会った仲間たち、先生にも出会いました。

さらに、もう小学校時代から出会っている仲間もいます。

その出会いを、その縁を大切にしていますか?

そこが、君の成長の仕方の分かれ道。

君は、中学校に入っていろいろな仲間に出会ったはず。

その仲間を大切にしているかい? 

仲間のよさに気づいているかい?

新しく先生にも出会ったよね。君が選んだ先生でもないし、先生も君を選んだわけではない。全くの偶然。

その偶然な出会いを、自分にとって大切な出会いと感じていますか?

縁に気づく生き方を目指して。

その縁を活かすか、活かせないか…この違いは果てしなく大きいです。

奇跡的に出会った仲間

友の顔、誰かを思い浮かべてみて。

世界の人口が約76億人。その中の一人と君は出会っているわけ。

日本だけでも、1億2000万人、1億分の1の確率です。凄い確率です。

こんな状況のなかで、あなたの両親は出会って、君が生まれた。少しずれれば君は産まれてこなかった。

偶然同じ時代に、

それぞれの両親が子どもを産み、いろいろな事情で今の街に住み、そして今の中学校に入学した。

そして同じクラスになり、今隣にいる仲間は、すごい縁だよね。奇跡の出会いです。

担任の先生だって、いろいろな人生があるわけ。いろいろな選択から教師になり、「●●中学校に行ってください」と命令させるわけ。

自分で選んだ中学校ではありません。そして、君の学級担任になった。すごい縁。

すごい確率で、出会った奇跡の人が、今、君の目の前にいます。

縁を大切にして、活かせる人になってくださいね。

今日も読んでくれてありがとう。またね。