誰だって、今よりもっともっと「輝きたい」って、思いますよね。学力一番や足の快速一番とか、なんでも一番はカッコいいし目立ちます。でも現実は厳しくて、やたらに弱気な自分もいたりして、思うようにはならないのが中学生時代です。
でもね、中学生の君には、いろいろな方面で花開く可能性が眠っています。これは事実です。
この記事では、「自信ない人の特徴や行動」「自信が持てない理由」がわかります。そして、みなさんにご紹介したい「自分自身を輝やかせる、よき考え方」がわかります。
私は公立学校の元校長です。もっともっと輝く自分になりたいと願う中学生はもちろん、そばで支える親御さん、先生方に向けた話ネタになる記事です。中学生のみなさんへの励ましの言葉のかけ方が理解できます。
自信のない人の特徴4選!中学生の生き方授業
はじめに自信がない中学生の特徴4つにして、まとめます。
自分に自信がない人:中学生の特徴
1:いつも誰かと比較して自分を見ている(人の目を気に過ぎている)
誰かと比較して自分を見るクセがあります。いつも自分より「できる仲間、強い仲間、優れている仲間」と比べ、勝てない自分が劣っていると勘違いしています。
いつも気持ちで勝てない相手がいるので、意識は自分よりできない相手を探しに行きます。そこで「自分の方が勝っている」と優越感をもっていることもあるでしょう。
2:絶対に失敗したくない
完璧主義なのか、心配性です。だから、挑戦して「できない」のが怖い。結果チャレンジ精神が欠けているのかもしれません。
チャレンジする前に、「きっとダメだろう、できるわけない、無理に決まっている」と理由をつけて、逃げてしまいます。
3:他人に流されやすい
自分の考えがハッキリしていないので、仲間の意見に流れやすいことがあります。自分に心が向かわず、仲間の価値に従っている方が楽なのかもしれません。
その結果、仲間の意見にフラフラしている自分も嫌です。頑張るものがないので、身の回りで起きる些細な出来事に一喜一憂し動揺します。視野が狭く思い込みが強いとも言えます。
4:行動力がない
以上、ここまでの特徴から、最大の問題点が行動力がないということです。一歩一歩前に進む、失敗したら、また再スタートすればいいのですが、格好悪い自分が嫌なので、そもそもチャレンジしない。言い方を変えると努力不足なのです。
つまり、4つの特徴の反対側に、自信をもって進む生き方があるわけです。
自信のない人の特徴と対策!中学生生き方授業人生逆転の考え方
自信がある人に向けて「考え方180度大転換」
君は原石です。すごい原石でも、磨かないと光りません。
その答えは単純明快です。「私です」「自分自身です」「先生じゃない、親じゃない」
あなたが自分に自信をもつ「強い人」への変身できるか、そのカギは自分自身の心の構え方。考え方をチェンジすることです。自分で自分自身を磨き続ける、生き方。君を輝かせるカギは「考え方」なのです。
今日のテーマは、将来社会人になったとき、大活躍できるように「本物の強さってなんだろう?」について取り上げます。君が目指す、自信を持った人のイメージがハッキリします。
自信のない理由!「強さは、みんな違う」ことを知れ
「最強の人間」で検索すると…格闘家の名前が挙がっています。K1!確かに強いよね。RIZINライジンは、年末大みそかにテレビ放送もされるし、「最強」はみんなの憧れです。
- 漫画の世界なら、エントリー1番、北斗の拳、ケンシロウ……
- エントリー2番は、変わり種でゴルゴ13知ってる?遠くから、狙撃しちゃうの。
- エントリー3番は、みんな納得の「ドラゴンボール孫悟空」でしょ。文句なし!地球規模の強さだし。
- エントリー4番は、タイプ違うけど「ドラえもん」も強くないですか?「スモールライト!」なんて言われたら、悟空は弱くなっちゃうのかな?
- エントリー5番は、ONE PIECE ルフィはどうですか?仲間もいっぱいだから、1対1でピンチな時、誰かが、きっと命をかけて助けに来てくれるから、最強は、ルフィかな。
5人の共通点は、どこにあるかわかりますか?共通点というか、みんな個性豊かで魅力的なキャラクターということ。
変な言い方だけど共通点は「みんな違う」ということかな。誰かの真似をしているわけではなくて、自分らしく頑張って、自分の色を輝かせている感んじがしませんか。
みんな同じ強さじゃない。
自分の輝やかせ方が、みんな違う。ここが大切な考え方 一つ目ですよ!!
話は変わって、動物の世界では強さはわかりませんが、現代最大の陸上の動物は、アフリカ象。4メートル、5トンぐらい。地球史上で考えると、恐竜を思い浮かべる人もいるかな。
ジェラシック・パークという映画知ってますか?恐竜が暴れまわって人間を襲いだす、怖い映画です。最大の恐竜は、全長60メートル、122トンぐらい。肉食系なら、有名なティラノサウルス。しかしご存知の通り、恐竜たちは生き残っていません。
恐竜がなぜ絶滅したかについて、有名な仮説が「巨大な隕石の衝突による急激な環境の変化」です。
その後、私たちの祖先「人間」が誕生しました。人間は、ほかの動物より知恵を働かして言葉や道具を進化させながら生き抜いてきました。
強い動物は、環境に自分自身のしくみを徐々に変化させることができたので、生き抜くことができたのです。今日の最強の意味には、ケンカをしたら、最強という意味ではなくて、
どんな時代でも「たくましく生き抜く」強さをイメージしてほしいのです。
屈強の人というよりは、どんな状況でも決してへこたれない、粘り強さ…強い風が吹いても、ポキッて折れない。柔軟に形をしならせて、受け流してしまうような強さ…です。
ここが大切な考え方 二つ目ですよ!!
強い人とは、変化に柔軟に対応できる生き方
進化論って、聞いたことありますか?進化論を唱えた、ダーウィンの言葉です。
もっとも強い者が 生き残ったわけではない
もっとも賢い者が 生き残ったわけではない
もっとも変化に 対応できる者が 生き残った
君の生きる社会は、急激に変化し続けて進歩しています。
少子高齢化! 社会科で習いましたか?産まれてくる子どもが減少して、高齢者がふえてくる…これ知識じゃない。君の人生の大問題。
働く人が減るわけです。(労働人口の減少)働ける若い人が減ってお年寄りが増えるわけです。・・・だからAIなどの科学技術でカバーしようとする。もう、スマホの決済で無人のコンビニがある時代。ドローンで24時間見回りできるから、警備員さんはもういらい…。自動車の自動運転も、すぐそこまで来ています。
・・・外国の方の力を借りる。言葉や習慣がちがう「外国の方とのコミュニケーション」をとって一緒に働くのです。語学も価値観の共有も大事ですね。
・君が立派になるということは、お父さんお母さんが「年をとる」ということです。おじいちゃん、おばあちゃんは、もっと体が弱ってくるのです。家族で、互いに助け合わなくちゃね。介護の問題です。
こんなに世の中は変化しています。この変化を敏感に感じ取って、自分を柔軟に変化させながら生かすことができれば、たくましくないでか? どんな変化にも負けない柔軟性、最強ですよね。
自信がない=行動力のない生き方 「ゆでカエル理論」
カエルを熱いお湯に入れると(すぐに危険に気づいて)そこから、飛び出すけれど
カエルを常温の水に入れて、徐々に水を熱すると、その温度変化に気づかない
(徐々に危険が迫っていても気づかないため、)ゆで上がって死んでしまう‥‥という逸話。
実験は、ある程度の温度が上がれば、カエルは驚いて飛び出し、高温ではそのまま死んでしまうそうです。科学的根拠の全くない話なのです。それでも、このゆでカエル理論、結構有名なお話です。
それだけ、現実の社会では「マンネリ化への警告」を象徴した言葉で、人々の共感を呼ぶのでしょう。同じ場所にずっといると、環境の変化に気づかなまま呑気に過ごしてしまう。気づいたときには大変なことになっているという状況を表す、ピッタリな逸話ですよね。
君も知っている、温暖化や異常気象、海の汚れやプラスチックのごみ問題等「地球環境問題」なども、ゆでカエル理論とぴったりですよね。
ジワジワと環境が変化している、早く手を打たないと、本当に「まずい時」には、もう間に合わないということを表現しているわけです。
みんな、そんな危険性を認識しているわけ。だから、嘘っぱちな逸話だけど、背景にある真実を みんなが感じるわけです。中学生の君にも、役立ち逸話かなと思って紹介しました。
世の中は、どんどん変化し続けている。この変化に気づける能力、柔軟に対応できる能力、それが最強なのです。
そう思いませんか?
自信のない人の特徴と対策!行動力がある人に「過剰適応」という危険
この言葉、聞いたことないとないとおもいけど、すごく簡単でためになる言葉です。
環境にあまりにも適応してしまうと、環境が変わった途端に、危機に直面することになる
こんなふうに理解してください。
オーストラリアの隣にニュージーランドという島国あるでしょ。そこのお話。
ニュージーランドには、80数種類の鳥がいたそうですが、そのうち34種類がこの100年間に絶滅してしまったそうです。
ニュージーランドは、約800万年前にオーストラリアから切り離されました。(海面が上昇した話、中学校1年生で勉強したでしょ。)
その当時から、鳥を獲物にする動物がいなかったようです。だから鳥には「楽園」。鳥はだれからも襲われないため、飛ばなくなったそうです。これが過剰適応。
ところが、文明が発展して150年ほど前から人と一緒に動物が入ってきたわけです。この環境の変化に「幸せな鳥は、対応できない」わけです。動物のエサとなり、短期間で飛ばなくなった鳥は、絶滅したそうです。
鳥の楽園は、「鳥にはすごく幸せなこと」なんだけど、イコール「鳥にはすごく危険な状態」でもあったわけです。
過剰適応、すごく怖いよね。鳥が「他の動物から襲われる心配」をいっさいせずに幸せに過ごしていいたわけです。鳥と一緒にしては失礼だけど、
もしかしたら、君も相当幸せな生活をしているかもしれません。いつも家族がいてくれて、あったかい布団があって、ご飯がある。スマホがあって…本来、過剰適応は「生態学」からの考え方のようですか、日常生活に置き換えて考えてみるのもいいですね。
私は、過剰適応していること、ないかな?自分には「飛べる力が、本来あった」はずのに、あまりにも恵まれすぎて、自分で飛ばなくなったら、
本当に飛べなくなっちゃったことないかな。そんなの怖いし、嫌だ。ちなみに、ダチョウ。この鳥は、「私は?もう飛ばないよ」と決めた鳥。飛ばないなら、飛ばない方向で生きるために進化した身につけた能力が、走ること。時速70キロにもなるそうですよ。すごいパワーですよね。
空を自由に飛ぶための「翼」を、海を自由に泳ぐ方向で生きるために進化した鳥もいます。あのかわいらしい、ペンギンです。飛べなくてもへっちゃら。
自分で、自分の生き抜く方向性を決めたのです。自分の良さを生かし切るわけ。そして、生き残りに成功しています。
自信のない人の特徴と対策!生き方授業(中学生)人生逆転の考え方と行動力 まとめ
今回の記事は「自信のない人の特徴と対策!生き方授業(中学生)人生逆転の考え方と行動力」をテーマにまとめてみました。
今日のお話は、社会に出て「強い人」って、どんな人のことをいうのだろうか?
恐竜のお話から、ダーウィンの進化論「もっとも変化に、対応できる者が生き残った」この言葉を紹介しました。そして、全く嘘で根拠はないけど、誰もが共感する有名なお話「ゆでカエル」の考え方。そして、飛ばなくなった鳥のお話で、過剰適応を学びました。
最高の答えは、君が選べばいい。
私からは、そのヒントとなる考え方の素だけ提供してます。これからも時代は急激な変化をしていきます。車の自動運転もすぐそこまで来ています。
最強の人の一つのイメージは、「中学生の今」と「自分の将来」を結び付けて「つなぐ力」かな。この活動、この努力が、どうつながっていくのだろうか?こんな視点で、今を生きる。自分を自分らしく「変えて」いくことを目指してほしいなと思います。
上手くいかないことも、たくさんあるでしょう。
そんな苦しい時のひと頑張りが大切だよ。苦しい時は「自分は、ただいま、成長中です」と、悩みすぎないで進んでくださいね。
「ワダチブログ」には色々な記事がありますので、また遊びにきてください。