学校の先生

中学校のキャリア教育!学級担任の生き方指導における話ネタ(例文)

この記事は中学校キャリア教育の実践例です。学級担任に向けて「子どもたちに話してほしい“生き方指導”の話ネタ」です。

学級担任していると、それだけで精いっぱい。他の先生の指導の様子を見学したりする余裕なんてないですよね。

他の先生方は日頃、どんな話を子どもたちにしているのだろう?

こんな悩みをお持ちの先生方に向けて書いた記事です。

今回は、誰も聞いたことがある昔話「ウサギと亀」

この物語を題材にして、キャリア教育の視点から子どもたちに「生き方」の提案をします。

私は、公立中学校の元校長です。現在、先生方や親御さん、中学生を応援する「ワダチブログ」を運営しています。

この記事で、自分の良さに気づき、その伸ばし方について大切な考え方をまとめました。「実際の校長講話=例文」で、子どもたちに語りた内容をそのまま記事にしています。クラスで話すネタの参考にしていただけたら嬉しいです。

中学校のキャリア教育!学級担任の生き方指導・話ネタ『ウサギとカメ』

平成24年5月8日全校朝会(概略)でお話した内容です。

キャリア教育の話ネタ!生き方

昔話「ウサギとカメ」を聞いたことがありますか?

足の速いウサギさんと足の遅いカメが競争したお話です。結果は、競争の途中で「ウサギさんが昼寝」をしてしまって、結局、カメさんに負けてしまいましたね。

このお話はイソップ物語にあり、日本で有名になったのは明治時代に教科書にのったことからだそうです。タイトルは「油断大敵」です。

今日は、このお話しを○○中バージョンに書き換えて、みなさんに生き方のお話しをします。

テーマは「自分の良さの見つけ方、伸ばし方」です!

自分の長所の一つである「足が速い」ウサギさんは、足の遅そうな亀さんに競争を持ちかけました。

ウサギさんは、「足が速い」という自分の長所を「いつも誰かと比較」して考えているのかもしれません。

(○○は、私より速いくて負けちゃうけど…、カメさんより僕の方が速い。亀さんには、絶対に負けるはずはないと…きっと油断してしまったのでしょうね。)

みなさんに提案する考え方は、(誰かと比べて自分を見つめることは悪いことではないけど…)

「自分のよさの見つけ方」は、誰かと“比較”しているだけでは、ダメだということです。

大切なことは、自分のよさや長所は、他人との比較しているだけでは見つけることも、伸ばすことはできないということです。

私の考え方を紹介します。

ウサギさんは、足が速いことが自分の良さの一つなら「もっと速く走りたい、もっと速く走るにはどうしたらいいのだろうか?」と考えてほしいな。ウサギさんが挑戦する相手は、自分よりもっと速く走れる動物や仲間たちです。

負けてしまう相手には積極的に挑まず、勝てそうな相手を探しているのではなく、「どうやったら、もっともっと速く走れるかな?」と「どうやったら、自分のよさを伸ばせるかなな?」と考えてみることが大切です。

 

一方、カメさんは「どうして自分よりも足の速そうなウサギさんと競争したのでしょうか?」

もしかしたら、カメさんも走ることが大好きだったのでしょう。

カメさんの場合は勝ち負けより、ウサギさんと競争して走ることが楽しい、だから走り続けることができたのかもしれません。自分の歩みを止めないことが、カメさんのよさですね。

カメさんが、もっと自分の良さを見つければ、今度は池で泳ぎの競争をするのもいいかもしれません。

次は、自分らしさの考え方です。

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中学校のキャリア教育!学級担任の生き方指導話ネタ「十人十色」

突然ですが、みなさんは「渋柿」って知っていますか?渋柿は、焼酎や日干しで「甘くおいしい柿」に変化します。

「梅」もまた、蜂蜜や砂糖で甘くなりますが酸っぱさは消えません。「渋柿」と「梅」も「自分なりに柔軟に変化」しています。変化しない部分もあります。

ただ、私は渋柿になりたかった…私は梅になりたかった…とお互いに比べても始まりませんよね。それぞれに異なる「よさや特長」があるのです。

お花を例にするなら、「らん」という花は1万円も2万円もする凄く高価なお花として贈り物にするお花です。もちろん「らん」も素敵なお花ですが、私は春先に土手に咲く「菜の花」が好きです。

カーネーションやバラなどそれぞれの花には、それぞれの花のよさがあります。あっちの花の方が優れているなんて考えるのは、よくわりません。

みなさん一人ひとりにも、“自分らしさ”という“よさ”があります。周りの友だちと比較して「自分の方が劣っている」から、競争もchallengeもしないなんてもったいないです。

私は、「人皆に美しき種子あり、明日何が咲くか」この言葉が大好きです。

みなさんの中には「美しいお花の種子があるのです」

それが個性です。その花がどんな花かはわからないけど、その種子を自分らしく咲かせることが大切だと思います。

周りと比べて劣等感など感じている場合じゃないです。自分と向き合い、前向きにチャレンジしてください。それが大事な生き方です。

中学校のキャリア教育!学級担任の生き方指導における話ネタ「切磋琢磨」

今日のお話の最後に、とっても素敵な言葉を紹介します。その言葉は切磋琢磨。

切磋琢磨という言葉、知っていますか?

意味は、友人同士が互いに励まし合って、ともに向上することです。

この時には「磨く」という字がありますね。普通の競争と違う点は、仲間が互いに協力したり、お互いに認め合い励まし合って、磨き合おうという点です。

切磋琢磨とは、「単に勝った、負けた」の関係ではなく、「お互いの存在を大切に想い、ともに成長していこう」という素晴らしい言葉です。

人は人との関わり合いの中で成長します。

学級は切磋琢磨する場所です。切磋琢磨する仲間とともに自分を磨いていきましょう。

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中学校のキャリア教育!学級担任の生き方指導の話ネタ(例文) まとめ

今回の記事は

中学校のキャリア教育!学級担任の生き方指導における話ネタ(例文)をテーマにまとめてみました。

キーワードは、

  • 自分の良さは比較しているだけでは見つけられない。
  • 十人十色の良さがある。人皆に美しき種子あり
  • 切磋琢磨

先生方は、自分なりのアレンジで子どもたちに語りかけていただければ幸いです。

みなさんを応援する「ワダチブログ」では、先生方や親御さん向けだけであんく「中学生の生き方」の提案するカテゴリーもあります。参考にしていただけたら嬉しいです。