お子さんの通う中学校では、個人面談がありますか?また、それとは別に学期ごとの希望性による教育相談期間を設けている学校もあります。
この記事では、このような疑問のお持ちの親御さんに向けて下記のとおりまとめました。
- 中学校の個人面談や教育相談の目的
- 個人面談や教育相談で聞くこと・伝えること(準備しておくこと)
- 気を付けてほしい親の立ち振る舞い
- その他の疑問:服装は?
学校での子どもの様子がすごく気になっても、なかなかあれこれ考えてしまい直接聞くのは気が引けるものです。
個人面談や教育相談期間は先生と話ができる貴重な機会です。この記事で、教育相談や個人面談のねらいや立ち振る舞いを理解して、有効に活用できるようになります。
教育相談で何を話すの?中学校の側の目的・ねらいは何?
中学校側の教育相談期間や個人面談のねらいは
学校の教育相談や個人面談の目的(ねらい)は、先生と親御さんがお互いに「子ども」について、「正しく理解し合う機会にしたい」と考えています。
つまり、固く表現すると「情報交換、情報共有」をする場です。
もう少しくだけた言い方をすれば、先生は「親御さんと顔がわかる関係でいたい」のです。
親御さん自身も、電話をかける相手が、よくわかり合っているなら・・・緊張もせず気楽に声をかけられます。その一方で、ちょっと気難しい方であったり、顔もよくわからない方では、構えて話されることでしょう。
学校側からも親御さんに連絡や相談をしなければならない時があります。親御さんからの急な相談もあります。そのようなときに、すぐにお子さんの話に入ってい行けるには、保護者の方との信頼関係や日頃の繋がり方がカギとなります。
親でも先生でも感情面は同じ働きをします。
関係が薄ければ、立ちこんだことまでは話を控えるでしょうし…「わかってもらえるはず」と信頼し合えていれば、率直な意見交換もできます。
学校側の本意は、「ともに歩みたい」のです。
教育相談や個人面談で聞くこと・伝えること(準備しておくこと)
教育相談や個人面談の時間は、一般的に15分程度です。
面談が終わってから「アレを聞けばよかった」「アレを聞くのを忘れた」といった後悔がないように、事前に聞くことを考えておくと良いでしょう。メモ書きしておくと安心です。
親が準備すること:考え方
親御さんの準備していおてほしい基本的な質問は、学校生活の様子です。
このような感じです。
親御さんの方からは、「先生から学校での様子、授業の理解度、友達との関係」などの情報を得てみてください。
勉強面では
学校の授業についていけているのかどうか気になるものです。子どもが授業を受けているときの態度や勉強の理解度を知っておきたいです。お子さんの苦手にしている学習について、家庭でできる取り組みがあれば聞いてみてもいいでしょう。
学校の生活面では友人関係を絡めて
授業以外のお子さんの学校生活への適応を把握してほしいです。休憩時間や給食、掃除など授業以外の学校生活の様子について聞いてみます。友達と仲良く遊べているかどうか、誰?(友達の名前)何をして過ごしているのか、友達関係でトラブルが起きているか等についてお尋ねするものいいでしょう。
中学校の先生が知りたい家庭の様子
担任の先生の方からは、保護者から質問にお答えしながら学校の様子を伝えたり、ご家庭での子どもの様子を聞きたいと考えています。
家庭の生活面の様子やご家庭の考え方(教育方針や進路希望等)などがあれば準備しておくと戸惑わないと思います。
その時、課題とともに親御さんから見たわが子の良さも是非伝えてください。これって遠慮することではなくとても大切なのです。
子どもの成長をお互いに理解し合って進めていきたいと願いっての取り組みですので、親御さんの方も肩の力を抜いて学級担任の先生と気楽に話ができるように工夫してみてください。
ご家庭での生活の様子は、先生にはわかりませんので“正しい児童理解”には欠かせない情報です。
子供って色々な顔がありますから、親の知らない学校の顔…先生の知らない家庭の顔…どれもわが子の真実の成長過程です。だからこそ、先生と節度ある関係は、子育てに欠かせない条件です。
中学校三者面談・教育相談で気を付けてほしい親の立ち振る舞い方
教育相談や個人面談に行く前に、気を付けてほしいことをまとめました。
失礼のない服装で
保護者会や教育相談、個人面談等の服装に特に決まりはありません。礼儀正しくとはいえ、スーツのようなかしこまった格好をする必要もありません。
おしゃれするような場面でもありませんしが、レジャーに行くわけでおマりません。落ち着いた雰囲気でコーディネートを考えてみてください。
時間は守る~遅れない、伸ばさない
面談の時間は15分程度で計画されています。開始時間に遅れることはもちろんいけません。10分ぐらいは早めに到着できるぐらいの余裕がほしいです。
終了時間も意識しておきましょう。担任の先生方もお待たせすることを極力避けたく考えて時間通りに進めたいと考えています。
面談は「聞きたいこと」から始めましょう。もう一つ、もう一つと疑問点を解決したい心理はわかりますが、話しを親の方から打ち切ってもらうと先生も助かります。
時間を関係なくしゃべることが止まらない親御さんもおられますが、十分気を付けたいところです。
仮にどうしても解決したい課題が残ってしまった場合は、別の機会にまたお願いするお話をされるのもイイと思います。
信頼関係を築く第一歩
学級担任の先生と関係は一年間続きます。顔がお互いに分かり合えることが信頼関係づくりの第一歩です。相手に与える好印象は、明るい表情や声の調子、姿勢や態度等など非言語的なコミュニケーションと言われるものが大切です。
面接後、お会いして直接話せてよかった!
このぐらいをゴールに想定してください。今後も色々な件でお話を進めながらお世話になると思います。一気にすべて解決しようと力まないことです。
注意してほしい点があります。
- 面談のなかで、もし先生から子どものネガティブな話題が出たらどうしますか?
- もともと、学級担任の先生に不信感をお持ちの保護者の方は、特に注意が必要です。
まずは、先生の話に耳を傾けてください。子どもは色々な“顔”があります。家庭では見せない言動も学校では起こります。それは、望ましい成長も観られたり、直したい課題かもしれません。すぐに否定せずよく聞いてみてください。
もし、納得のいかない場合は、その場で感情的になったりせず、別の機会を設定して日をあらためて詳しく聞いり話し合えたらと思います。さらに深刻なら、学年主任の先生や教頭先生にも入っていただきながら、双方を調整する方法もあります。
学校や先生に対しての“日頃の不満”は、思いがけず態度に出てしまいます。冷静な気持ちでお話を重ねられるようにしていただけたらと思います。
中学生子育ての悩みを解決する活用の仕方
そもそも教育相談とは?で解説しましたが、学級担任の先生方の願いは「保護者の方とともに意思疎通がなされいい関係」いたいのです。
お子さんの色々な課題に、ともに足並みをそろえて臨みたいからです。実にもっともな感情です。もし、希望性の教育相談でも遠慮することなどありません。
学校の様子(友達関係や、勉強や部活動等の取り組み、進路関係情報等)を聞かせてください。このスタンスで充分です。是非、申し込んで先生と情報交換の時間を大切にしていただけたらと思います。
お子さんがいない学級担任と保護者の方の面談は、生徒がおりませんのでお二人でざっくばらんに話ができます。お子さんの色々な一面を理解するにも、教育相談は価値があります。
希望性でたくさん申し込まれたら、それはそれで嬉しい悲鳴で大変なのですが…希望が少ないとそれはそれで“興味関心がないのかな…”と考えてしまい寂しいものです。
親御さんの立場から、学級担任の先生方での敬意と感謝さえあれば、たくさんたくさんお話しする機会をお願いしてみたらどうでしょうか?先生は熱心な親御さんの気持ちを汲んで、お子さんにも最適な支援に最大限心を配ると思います。
教育相談の目的は?何を話すの?中学生子育ての悩みを解決する活用の仕方 まとめ
今回は「教育相談の目的は?何を話すの?中学生子育ての悩みを解決する活用の仕方」をテーマに教育相談に関する疑問や悩みについて解説する記事にまとめてみました。
一口で言うと、先生というお仕事に感謝と敬意の気持ちを示していただけたなら、忙しさなど苦にならないのが多くの先生方の素直な気持ちではないでしょうか?
親御さんの悩みも先生方との会話の中に解決へのヒントが見つかるかもしれません。自分の中で抱え込んでいるうちは解決しようがありません。是非、教育相談や個人面談を活用していただいてほしいです。
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