一番を目指すのも、もちろん悪くない。一番になりたい人は、いっぱいいると思うけれど、一流になりたい人は少ないかもしれないと思って、
今日は、あなたの将来に役立つ、一流を目指す大人の考え方を紹介することにしました。
あなたが「一流を目指す」大人の考え方を手に入れると、生活習慣が激変するかもしれませんよ。
さて、あなたの周りには「なんでもできて凄いなあ」「とても、●●には勝てなあア」という人いませんか?
中学生時代って「ただいま成長中!」の時代です。だから、自分よりできる友だちと比べちゃうと「私、あれが好き! あれが得意!」って、言いずらい時がないですか?
そのようなみなさんに、二つの言葉を丁寧に紹介していきますね。考え方を広げて元気になろうよ。
二つの言葉とは、「一流」と「一番」です。
一流は英語でProfessional、プロフェッショナル
一番は英語で№1、ナンバーワン
みなさんなら、どっちになりたいですか?
一流と一番、この二つの言葉の違いをしっかりと理解すると、きっとためになると思います。では、さっそくはじめますよ。
中学生生き方授業!一流とは?一番との違い
こんな表現があります…【Jリーグの〇〇選手は(一流のサッカー選手)だが、得点王(一番)にはなれなかった】この一流と一番の違いを「深く」考えていきます。
「一番」は「競争の世界」の言葉です。
競争していると、「〇〇に負けるものか」とやる気も出るし、いつもより頑張れた経験、あるかな?
みなさんも「一番になりたい」って、思ったことあるでしょ?
仲間と競い合って、勝つ!ナンバー1は、カッコいいし、最高の気分になれるしね。
いっぽう、「一流」は「それぞれの分野で秀でた人」のことです。英語で「Professional、プロフェッショナル」と言います。
一流の野球選手、一流の料理人、一流の■■って使うよね。その道の専門家のことだね。
中学生生き方授業!一流へのいばらの道:人生の歩き方
一番が、「競争の世界」の言葉なら、
「一流」は、自分自身の「生き方の世界」の言葉です。
一流といわれる、その道のプロフェッショナルの方々の特徴です。
ポイント1
一流の人は、間違いなく「努力を重ねた人」です。
「人一倍努力を継続できる人」です。そもそも、一流になるには年数がかかります。年数というより、その道の経験かな。
成功もしたけど、失敗も、挫折も、うまくいかないこともいろいろ経験しても「あきらめなかった人」です
努力の途中には、たくさんの競争があったと思います。「負けたくない」の気持ちが強い人だと思うのです。
チェックしてもらいたい大事なポイントがあります。それは、
負けたくないのが、ライバルだけじゃないのです。誰だか、わかりますか?そう、一番負けたくない相手!それは自分自身です。
ポイント2
一流の人は「ここまでで、いいや…」がない人。
言い換えると、一流の人は「まだ、自分には足りないものがある」という考え方をします。「もっと、うまくなりたい」「あそこまで、のぼりつめたい!」…高みを目指して走り続けている人。
これって、終わりがないこと。戦っているのが、自分自身だから。
一流の人が戦っているのは、「自分」。自分の中にある熱い想いです。
だから、一流という言葉は、「生き方の世界」の言葉と、私は思います。みなさんもそう思いませんか?
ポイント3
「ポイント1とポイント2」を実践できる一流の人は、間違いなく「自己管理」ができる人です
人一倍の努力を継続する意思、高みを目指し「なりたい自分」に向かって「まだ、足りない、まだ、足りない」と、技を追及する人です。
自分で自分をコントロールする力です。
誘惑や弱気も時にはあるだろうけれど、わき目もせず、我が道を一歩一歩刻む生き方ができる人。
凄すぎるよね。
一番もカッコいいけど、一流もカッコよくないですか。
60歳を過ぎた私でも一流にあこがれます。近づきたいと思います。一流は、競争の世界の言葉ではなくて「私の中の生き方」の言葉だから。みなさんにも、きっとできると思います。可能性の塊ですよ、みなさんは。
中学生生き方授業!みんな知ってる?有名人の考え方
perfume「のっちの夢」という作文をネットで見つけました。小学生でこんな考え方をしているの!「すごいなあ」と、感じる作文です。一部だけ、紹介しますね。
歌手を目指す「卒業作文」
後半部分を引用させていただきました。
歌の先生が、よくこう言います。「自分が楽しくて好きで歌ったり踊ったりしているだけじゃ、この仕事は、やっていけんよ。」
先生は、いつも私にとって勉強になる事を言ってくれます。
だから私は、先生が話し始めたら、一生懸命に聞くようにしています。
この先生の一言一言が、私の想像する「将来の私」へと、つながっていくんだと思います。
私ははじめ、歌が好きで歌手になりたいなと、思っていました。
だけど、今はちがいます。
今は、みんなに自分の歌を聞いてほしい。
自分の歌で人をはげましたり、感動させたり、楽しい気持ちにさせたりしたくて、歌手になりたいと、思っています。
どうですか。将来の私は、歌手になっていますか。
もう、大人の考え方ですね。ちゃんと「自分の将来」を具体的に思い描いていますね。言葉は「言霊」っていうけど、言葉はものすごい力を秘めていると、思います。
具体的に自分の将来を思い描き、夢を言葉にしています。その言葉を大事にして努力してきたのでしょう。
一番、感心してしまったところは
先生は、いつも私にとって勉強になる事を言ってくれますだから私は、先生が話し始めたら、一生懸命に聞くようにしています。
この先生の一言一言が、私の想像する「将来の私」へと、つながっていくんだと思います。
この「のっち」の表現がすごいです。夢をかなえる人は「素直な心」を持っているのですね。
「のっち」が一生懸命だから、先生も一生懸命に教えてくれる。そして、今の努力が、自分の将来の夢の実現につながっていることを理解しているのです。
本当にすごい。
私ははじめ、歌が好きで「歌手になりたいな」と、思っていました。
だけど、今はちがいます。
今は、みんなに自分の歌を聞いてほしい。自分の歌で人をはげましたり、感動させたり、楽しい気持ちにさせたりしたくて、歌手になりたいと、思っています。
「のっち」の夢は、努力を重ねていく中で、「志(こころざし)」に成長しています。
自分が大好きな歌で、多くの人を励ましたり感動させられたらいいなあと、考え始めたのです。
みんなにだって、きっとできるよ。それには、静かに自分自身と話をしてみようよ。
「自分は何が好きなんだろう」
「何が得意なのだろう」って。
注意してほしいことは決して、「自分の好きなこと!自分の得意なこと!」を考えるとき、人と比べてはいけません!
中学生生き方授業!両方の世界をあわせ持つ、最高の言葉「切磋琢磨」
最高の言葉を教えますね。「切磋琢磨:せっさたくま」と読みます。
意味は「友人同士が互いに励まし合い競争し合って、ともに技量を高め合って向上すること」です。
素の意味は、「切」は骨。「磋」は象牙。「琢」は玉。「磨」は石。それぞれを磨く意味。天性の素質のある者が修行や勉強をして、立派な君子になるという意味です。
この言葉には競争して「勝ち負け」を決めたり「一番」を目指したりすることばではありません。
よき仲間と互いに刺激し合って、ともに成長し自分を高めようとする言葉です。目指すゴールが違うのです。
単純に「勝った!負けた!」と、喜んだり悲しんだりはしないのです。
目指すゴールは、自分自身を輝かすこと!
だから、ともにぶつかり合いって、競い合って、励まし合って、学び合って、よき刺激を受け合って、地道に努力を継続することで、「なりたい自分」に近づいているのです。
みなさんに、ピッタリな最高の言葉になります。
私の結論、おすすめの考え方
今回は「中学生生き方授業!一番と一流の違いは?成長するの意味が分かる話」でまとめました。
中学校時代の目的は、自分自身の成長です。成長!とは自分が大きく変わっていくイメージです。今は、自分が大人になって独り立ちする準備期間なのですから。
〇〇ができるようになった、〇〇に気づけるようになった。〇〇という大人の考え方ができるようになった。
こんなふうに「より良く変わる、なりたい自分に変わっていく」それが、成長です。そこに向かう道筋として
1つ目は 一番はあくまで、ゴールに近づくための目標。競争も有効に活用してください。でも、それ以上に大切にしてほしことは、一流の生き方を目指してほしい。つまり、自分を成長させるのは、自分自身だということです。
2つ目は 人は人と関わり合って、磨かれていきます。切磋琢磨しあう良き友人を見つけてください。今、そのような友に巡り合っていなくても大丈夫。
自分が一流を心掛けた生活をしていれば、あなたにふさわしい友にきっと出会います。 ……あなたにふさわしい、友です。
その素敵な出会いまでに、未来の友に、ふさわしい自分に成長しておくことです。「類は友を呼ぶ」です。焦らなくても心配しなくても、大丈夫です。
仲間に心を配り、自分のように大切にしてください。その心がけは、伝わる人には、伝わるものなのです。
中学生時代は、自分磨きとよきライバルとの出会いの時代です。自分らしく、輝いてください!
今日もここまで読んでくれてありがとう。また、遊びにきてください。