中学生の生き方授業

自信が持てない中学生の悩みを解決!生き方授業「長所を活かせ」

私って、何やっても…ダメだな~

なんで、●●ちゃんは何でもできるんだろう~うらやましい

こんなふうに考えていませんか? 

そんな中学生の君に「自信をつかんでもらいたい」と、書いた記事です。

ラグビーを通してお話していきますね。実はラグビーには、人生の役立つ大切な知恵が詰まっているのです。

自分の短所を認めたうえで、自分自身の努力で、自分の良さを最大限に引き出し、日本のラグビー界のレジェンドになった偉大な選手の考え方と努力の仕方を紹介</strong>します。

この記事のポイント!

自信が持てるようになる「考え方」がわかります。君が自信をつかみ自分を輝かせるコツは、たった一つ!それは「よき考え方」を手に入れることなのです。

 

自信が持てない中学生の悩みを解決する生き方! 考え方1「君の短所は気にするな!自分の長所を活かせ!」

ハンドリング(パスが下手チャッチが下手)が苦手。キックが下手。高校時代は野球部、レギュラーにはなれなかった。バスケットもメチャクチャ下手。

これじゃ、運動が超苦手な人みたいですね。

実は、この方が「日本代表最多98試合、ラグビー界のレジェンド、大野選手」です。ラグビーに「出会う前の大野さん」です。

なぜ、大野選手が超一流の日本代表選手になれたか、その理由がこれです。

1:大野選手は「自分のこと」をよく理解していました。自分が「できないこと、苦手なこと」にも、素直に受け入れ自分と見つめられた人でした。

自分と向き合うことって、大変ですよ。だって、カッコ悪い自分に目をむけるのですから

2:そのうえで「自分がどうしたら、活躍できるか、このチームに貢献できるか」について、真剣に考え抜いたそうです。

3 そして、自分で出した結論「誰よりも走る」ことと、「誰よりも、激しいプレー」をすることだったのです。

これが自分の長所。これなら自分にできるはずだ!!

自分の答えをもつ。

とてもシンプルな結論ですね。

だからこそ、ここから「勤勉で努力家の大野選手」は、自分と向き合いながらの過酷な練習を途中であきらめることなく積み重ねることができたのでしょう。 

大野選手の言葉

このチームが好きで、「このチームで勝ちたい」と、思わせてくれたので、自分にできることは、身を投げ出して尽くそうと思った。

なんてカッコいい、素敵な言葉でしょう。

「この考え方ができる」ことが、大野選手の最大の長所に思えます。

さらに、大野選手には大きな長所がありました。

身長196cm、体重106㎏ 

この恵まれた大男が「必死に走り続ける」のです。試合が終わると体重が100㎏を切るそうです。過酷な戦いです。「相手に絶対に負けない」という気持ちが人一倍強い選手だから、誰にも負けない走力を身につけられたのでしょう。

ひたむきに努力できる、これもすごい持ち味。そして、日本最高のラグビー選手になったのです。

  • 誰にでも、できないことはある。
  • 誰にでも、好きなこと、得意なこと、頑張れることがある。
  • 考え方一つで、長所が目立ち、自分自身が成長することで、短所をカバーしてくれます。
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自信が持てない中学生の悩みを解決する生き方授業! 考え方2「違い」は「変」ではない「リスペクト」する

ラグビーの魅力を、やさしく説明するからね。

ラグビーは「違う」ことがリスペクト(尊敬)される。ポジションにも求められる役割が全部違う。違いが個性となり、それを輝かせることができるスポーツです。

具体的にお話しますね。

ラグビーは1チーム15人で試合をします。8人のフォワードと、7人のバックスで大きく役割分担をしています。

では、どんな15人が選ばれるか教えますね。

1番から8番がフォワード。

一言で言うなら、力持ちでパワー全開で前進することが得意な人たちです。この8人は「スクラム」を組む人たちです。(逆に言うと足が速くないことが「短所」にならない)

9番から15番がバックス。

この7人は「足が速くてすばしっこい、カッコよく「トライ」をねらう人たち。(逆に言うと力が強くないことが「短所」にならない)

さらに詳しく役割をみていくと…

フォワード 1番から8番まで

■スクラム最前列3人は 

1番3番:プロップは、チーム一の巨漢が担当します。一番体重があって力自慢な人がピッタリな役割。

巨漢1番と3番に挟まれる2番:フッカーは、やや小ぶりのがっちり系、体力自慢

■スクラム2列目。4番と5番:ロックは、力自慢+チーム一背の高い人がピッタリな役割。

■スクラム3列目は、6番と7番:フランカーは、筋肉もりもり系。太っていても足が速い人がピッタリ。

8番は、スクラム最高尾。判断力のある人、筋肉もりもり、パワーと足が速いが最高。

バックス 9番から15番

9番:スクラムハーフは、体が一番小さくても大丈夫。必要な能力はすばしっこくて器用、判断力のある人。試合の流れが読める人。

10番:スタンドオフは、チームの司令塔。花形の一人。判断力とキック力が求められます。試合を左右するポジション。

11番と14番は、チーム一の俊足。トライをねらうポイントゲッター。

12番と13番は、センターは足が速く俊敏だけでなく突破していくパワーも必要。

攻めてくる相手に勇気をもってタックルで防ぐことができる人です。

15番:フルバックはチームの最後尾に位置して。正確なキック力が求められます。

これで、個性豊かな15人のチームが出来上がるわけです。

まとめると、

自分の特長を生かせば、それに似合ったポジションがあるのがラグビーというスポーツなのです。

言い換えると、自分とは違う多様な「良さ」を持ち味とする人と協力しないと、絶対に勝てない競技なのです。

「自分にはない能力を持つ仲間」と一緒にプレーをするわけです。「違うことがリスペクト」されるスポーツなのです。

日本代表の9番スクラムハーフ、田中選手。身長は166cmです。大野選手196cm、106㎏がチームメイト。本当に「十人十色」の仲間たちですね。

 

  • 足の遅い人が、バックスに挑戦しても「足が速い」ことを売りにする集団の中で、頭角を現すことは大変だと思いませんか?
  • 足が速く俊敏だけど、体が小さい人が、「パワー自慢の重量級の中」でスクラムの中に入るのは無茶ですよね。

これでは、自分の「良さ」を生かすことができませんよね。もったいないでしょ。人生で、これをやっていては成功できません。

カギは、自分自身を知ることです。

自分の特長をよく調べて、自己理解を深めておくことが、とても重要なことなのです。

自信が持てない中学生の悩みを解決する生き方授業! 考え方3自信は刺激し合いながら手に入れる One for all All for one

One for all All for oneは「一人はみんなのために みんなは一人のために」と訳します。

試合中は、走ってくる巨漢を、低い姿勢になって全身で食い止めなければなりません。これを「タックル」と言います。ハッキリ言って、怖いし、痛い。頭を打って意識を失うことも、骨折もあります。

逃げたい時もあるでしょう。でも逃げ出さない。それは、一人はみんなのために「絶対に自分のポジションには穴をあけない。突破させてなるものか!!」

自分の役割を責任もって果たしたい。チームに迷惑はかけない。その強い思いだけで、勇気を振りしぼっているのだと思います。

一人はみんなのために、みんなは一つの目的にのために向かうのです。目的って、チームの勝利です。

大野選手の言葉を借りると「このチームが好きで、このチームで勝ちたいと思わせてくれたので、自分にできることは身を投げ出して尽くそうと思った」この意識です。

自信をつかむ生き方授業!ラグビーの魅力紳士のスポーツ「ノーサイド」

試合終了は、普通「ゲームセット」が多いです。聞いたことありますよね。日本では、ラグビーの試合終了を「ノーサイド」と、言います。

ノーサイドで試合終了。

主審が「ピッピー」と、合図と同時に、敵味方のサイドがなくなります。力の限り戦った後は、お互いに健闘をたたえ合おう、この精神がノーサイドです。

私の感じ方ですが、ラグビーの観客は、応援しないチームであってもフェアプレーには拍手が多いと思います。そして、試合終了後は、両チームを称える拍手がおこります。

 

アフターマッチファンクション、これもラグビー特有の考え方です。

なんと、激しい激突を繰り返した相手チームと試合後すぐに「一緒に食事」をするのです。選手はもちろん、ゲームの主催者、審判等も加わり、お酒や軽食で談笑する時間が組み込まれているのです。

必死に戦い、勝ち負けが付いた後に信じられない習慣、これが「紳士のスポーツ」ラグビーの伝統です。

 

だから、日本代表選手の中には、世界中の選手と連絡を取り合っている選手もいるそうです。

単純に勝利を目指すだけでなく、「こういう考え方」をするとこころが、「紳士のスポーツ」と、言われる理由です。

自信が持てない中学生の悩みを解決する生き方授業!まとめ

今回は「自信が持てない中学生の悩みを解決する生き方授業!長所を活かせ」についてまとめてみました。

ラグビーは、多様な仲間と協力し合うスポーツ。個性を生かせるポジションがある。

人は十人十色。みんな違う。違うから楽しい、学び合える。違いを「変」と考えているうちは、大きな人物にはなれないよ。

仲間から「認められる」経験は嬉しいものです。そんな人間関係が自信のもとになります。

自信を手に入れる前にすることは、自分にはない「よさ=違い」をもつ仲間をリスペクトできる人になろう!

自分をよく調べることが大事。

自分には「苦手なこともある」けれど、大切なことは、それを理解しつつ「自分のよさや強み」も生かす努力が大事だという考え方。

前向きな考え方と地道な努力の継続で「自分の強み」が開花させることができるのです。

多様な仲間と信頼関係を築くには、互いの「違い」を尊重しリスペクトする精神、親しい関係性を築く力が大事なのです。

どうでしたか?「自信が持てない、今」をそんなにガッカリしないでくださいね。大丈夫!この記事の「考え方」を自分の中に入れて、生活すると毎日が好転していきますよ。Fightです。

ラグビーに少し、興味が持っていただけたら嬉しいです。

ワダチブログの中学生への生き方授業に、また遊びにきてくださいね。