子どもたちの3月は、親御さんにとってもわが子の成長に感慨深い時期でもあります。
その成長を支えたのは、家族であり学校の先生方です。小中学校の卒業や進級、進学を前に先生方に感謝の言葉を伝いたいものです。
しかし、どんなに感謝をしていても、すらすらと書けないの。
そこで今回は、このような親御さんに向けて「先生へ感謝を手紙に書く時のポイント」をまとめました。保護者から先生に書く「手紙の文例」もあります。
学級担任や部活動の顧問の先生、退職や転任する先生へのお礼、卒業、卒園までお世話になった先生へのお礼、お世話になった塾の先生方等、「手紙の書き方のポイント」がわかり、この記事で、不安なくあなたらしい文章が書けるようになります。
私は公立中学校の元校長です。これまでの経験を活かして親御さんや先生方を応援する「ワダチブログ」を運営しています。是非参考にしていただけたら嬉しいです。
具体的な書き方と例文の前に手紙の書く準備を解説するので、チェックしてみてください。
担任の先生への感謝の手紙!書く前に抑えておくポイント
書き方や例文の前に、手紙を書く前の基本的な4つの準備です。
1:白地の便せんを用意
手紙を書くための便せんや封筒は、色付きのモノではなく「白・無地」を用意しましょう。長文より1~2枚程度で充分です。
2:あて名は「○○先生」
封筒の表に書くあて名は「○○先生」です。○○様でもいいのですが、○○先生と書いてある方が自然であり、学校等の先生方も嬉しいと思います。「先生様」にならないよう気をつけましょう。
仮に、校長先生へのお礼ならば「○○小学校長 ○○様」や「○○中学校長 〇〇先生」とするのが良いでしょう。
3:差出人の書き方
手紙の最後に書く「差出人」には、子どもの名前と保護者自身の名前をフルネームで書きましょう。
4:手書き
一文字一文字、手書きで書く方が想いは伝わりやすくなります。文字のうまさより、丁寧さです。長い文章はいりません。長くても2枚程度におさめましょう。
担任の先生への手紙例文!感謝の言葉を送る書き方のポイント解説
感謝の手紙の「出だし」と「締め」の言葉
出だしは「拝啓」が一般的ですが、直接手渡す簡単なお手紙には省略しても大丈夫です。
等の感謝の言葉からはじめたらどうでしょうか。
また、手紙の結び近くの「締めの言葉」はこんな感じでどうでしょうか。
等の「今後もご指導をお願いする言葉」を添えるのはどうでしょういか。さらに「敬具」で終わりにします。
その後改行して「令和○年○月〇日 お子さんの名前とご自身のお名前」と書きます。
担任の先生への「感謝の手紙」の本文
はじめに、「先生の印象・お人柄を書いてみる」のはどうでしょうか。
第一印象は○○だったけれど、実は□□だったとか「先生の素敵な一面」や「好印象」は先生だって嬉しいものです。
次に、「印象に残っているエピソード」を書いてみるのはどうでしょうか。
例えば、自分が落ち込んでいた時に相談に乗ってもらったことや、行事での出来事など自分の中で印象に残っていることを書いてみると、
先生も「そんなことあったな」と、感慨深いものです。
自分の中で「よき変化」があった出来事
自分の中で大きな変化があり、成長にまつわる出来事はどうでしょうか。例えば
- 「ある出来事」をきっかけに立ち直ることができた
- 心身の不調から抜け出すきっかけになった
- 苦しかった△△の時期を○○先生に支えてもらった
このような、自分の将来のことでよき変化があった出来事を添えると先生もうれしいものです。
先生のある一言で、将来なりたいものを決める人もいれば、もともとなりたかったものを確信づける人もいます。そのようなエピソードがある方は、是非素直にひょうげんしてみてはどうでしょうか。
感謝の気持ちを、その子どもと保護者ならではの「エピソード:出来事」を添えて伝えてください。上手い文章表現もいらないものです。先生も懐かしく振り返り、「あの大変な時期を乗り越え成長した」喜びが沸き起こる事でしょう。
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担任の先生への手紙例文!感謝の言葉を送る書き方のポイント まとめ
今回の記事は「担任の先生への手紙例文!感謝の言葉を送る書き方のポイント解説」をテーマにまとめてみました。
書きあげた手紙は、3学期最後の保護者会等の機会を利用して、直接お渡しすることができます。
あるいは、子どもを通じて渡すこともできます。いわゆる日常やり取りをしている「連絡帳」等に「子どもに手紙を預けています」と書いておけばいいでしょう。
1年間のなかでは、色々な行き違いがあったかもしれませんが、先生は一生懸命やっているものです。
親からの一言は心に染み入るものです。丁寧に素直に感謝の言葉を添えるだけでいいのではないでしょうか。きっと思いは伝わります。この記事が参考になれば幸いです。
親御さんや先生方を応援する「ワダチブログ」では、色々な関連記事がありますので参考にしていただけたら幸いです。