学校の先生

教員採用試験の面接対策!質問と回答例を元面接官が合格する考え方を解説

この手の記事には「予想される質問とそれに対する回答」が定番です。しかし、この傾向と対策は、間違いではありませんが不十分、これでは合格できません。

なぜなら、合否に一番直結するのは、教員採用選考に臨む「心構えと正しい考え方」が必須だからです。

そもそも、面接試験中、面接官側は何を考えて選考していると思いますか?そんなこと考えたこともありませんよね?実は、ここに合格のヒントがあります。

この記事では、面接官側の心境を想定して合格への道筋を教えます。そこから、自分がどんな考え方をして、「心構え:意識すること」「話し方のポイント」等教員採用試験に臨むべきかがはっきりとわかる記事になっています。

自分が何を心掛け勉強していくか、何をすべきかがわかります。

臨時的任用の先生、大学卒の方との合格への道筋の相違点実践的配慮事項もわかります。

私は元校長です。県教育委員会在任中、教員採用試験では公平公正な面接試験が実施できるように面接官への指導業務を行っていました。

私には、退職後も知りえた情報への守秘義務がありまので、仕事上知り得た情報は記事にはありません。この記事に書いたことは、「選考試験に臨む心構えと正しい考え方」です。

対策に沿った勉強で合格が近くなる(教員になる基本的な力量が身に付く)と「私が信じる内容」をまとめました。きっと目から鱗の考え方があると思います。

教育を人生の仕事にしようとする情熱を燃やすみなさんへの応援ブログです。

教員採用試験の面接対策!何を合格として評価しているか?

例えば、面接官は1次選考は教頭先生、2次選考は校長先生等が担当するケースがあります。

1.教員採用試験の面接対策!判断基準を簡単に表現すると

この場合、校長先生からみて「合格に値するいい先生」とは、

「目の前の先生が自分の学校に来てもらいたいかどうか」

  • (子供たちに好かれて、うまくやっていけそうか)
  • (他の教職員と一緒に協力し合って働けそうか)

こんな表現で合格する教員像を考えています。それでは、「自分の学校で一緒に働きたい」とは、どんな先生でしょうか?

ここで大事な言い回しをしますね。つまり選考の合格する教員像とは「なんでも、できて完璧な教員像を求めていないということ」です。まだ、合格前だから当たり前ですよね。

今、完璧でなくてもいい…でも近いうちには成長して自分の学校の活躍してもらいたい人材とは?と考えていくと、

合格像は「成長を期待できる人材」ということです。

面接官から「今はちょっと未熟な面も見えるけど…こんな雰囲気で頑張ってくれればきっと生徒や先生方ともうまくやってくれるだろう。すぐに適応して成長するに違いない」と感じられる先生を選考しているのです。

2.教員採用試験の面接対策!感じのいい先生とは?

教員は「何を話すか」も大事ですが、「どんな言い方」しているかがポイントです。なぜなら、生徒は先生に言われたこと以上に、どんな言われ方をしたのかが凄く印象に残るのです。

そこで重要なのが、ご存じの方も多いと思いますが

「非言語的コミュニケーションの重要性」です。つまり、「表情、視線、姿勢、声の調子、態度等、どんなふうに話しているか」
ここに気を付けて、質問に誠実に答えていくことが重要です。

さらに、具体的に付け足すと

  • 「明るく爽やかな先生」
  • 「元気があって活力を感じられる先生」
  • 「言葉丁寧に話す先生」
  • 「笑顔が素敵な先生」
  • 「言葉が明瞭ではきはきしている先生」
  • 「明るい声で姿勢がいい先生」話し方が大変重要になっていきます。

そんなふうに目の前の面接官(学校現場では児童生徒や保護者の方々、同僚の先生)にあなたがそう映るかという問題です。

結論、あなたが「そう感じてもらえるよう」に工夫して表現することを心掛けるのです。あなたが、意識して、話し方、自分自身の印象を心がけるのです。

ここで、ここまでの記事内容を総括すると

面接試験の心構えは「きっと緊張する…今年こそ、合格したい」と色々な思いが交錯します。それを想定しつつ、留意事項を心にして準備を進めてください。

そのうえで、目の前の面接官とよき関係性を作るのです。

考え方が「失敗しないように、正解を述べよう」という内向きな姿勢でなく、

私を知ってほしい。私まだみじゅな面もありますが、精一杯務めています。教師としての私の想いを伝えたい

と前向きに望んでください。自分から表現するのです。

こんな心構え(意識)で臨めば、あなたの良さが表現できるのではないかなと思います。

3.教員採用試験の面接対策!「合格の話し方のポイント」

面接紙面とは、面接官の質疑をとおしてコミュニケーションをとっているのです。うまくコミュニケーション出来たら合格です。

前段で伝えた内容は自分ではなかなか自覚できず気づけないもの。可能な限り面接練習をして指摘してもらいましょう。

自己点検のポイントを示します。

  • 質問後‥最初は「はい!」と心地いい返事をしてから、答え始める。
  • 間合いを意識する。例えば、面接官の質問が終わらないうちに「答え始める」のは禁物です。質問後、「その質問、待ってました。(私、用意してあります)」と間髪入れずに受け答えるのも禁物です。落ち着いて考えてください。逆の立場なら嫌でしょ。しっかり聞いて、誠実に答える関係性には「間合い」があります。ほんの数秒、2秒ぐらいでも随分と雰囲気は変わります。
  • はっきり、ゆっくりと話す。 逆に「ぺらぺら」と話さない。
  • 受け答えは、ワンポイントで簡潔に。だらだらとたくさん話さない。

例 面接官「どんな先生になりたいですか」

私1「笑顔を大切にして言葉を丁寧に使って温かな先生になりたいとかんがえています」

私2「授業がしっかりとできて、子どもたちに分かる授業ができる先生になりたいです」

私3「誰もが、たのしいと思える学級をつくりたいです」

これくらいの簡潔さです。

すると必ず面接官が

「どうしてそう考えたのですか。」

「わかる授業ってどんな授業のこと?」

「学校は、笑顔は大切だと思うけど、笑顔だけではいられないよね。叱ることも出てくると思うけど、その辺はどう考えていますか?」

と質問が続きます。

簡潔に答えて、また質問がきます!また、答えて、質問が……このリズムが大事です。よきコミュニケーションをとっていますよね。

もし仮に、「どんな先生になりたい」という質問に「詳しく説明している」とダラダラとした話し方になってしまいます。

これは=生徒・保護者に、話しが伝わりにくい先生と理解されますよね。

一つの質問に、一気に完璧に答えようとしないで、簡潔にこたえる。そして、また、面接官から質問してもらいというリズムをつくりましょう。

スポンサーリンク

教員採用試験の対策内容!“受からない理由がある”を解説

前段で「合格しやすい先生像」を平易な言葉で表現していました。ここで逆に「受からない理由」について考えていきます。受からない結果には必ず、原因があります。

1.「選考」の合格ラインの考え方

一例で考えます 5つのA~D観点で、合格点が70だと仮定します

Aさんは  A72  B72  C72  D72
Bさんは  A50  B82  C82  D82の場合

断言はできませんが、Aさんが合格、Bさんが不合格の可能性が「選考」にはあります。

合計ではBさんのほうが「10点」も高いにもかかわらずにです。選抜ならBさんが合格ですよね。

選考では項目Aの極端に低い「50点」が命取りになっている可能性があります。
つまり合格を目指すなら、不得意な領域はつくらないことが原則です。

自分の弱い部分を強化する意識を強く持つことです。どうしても得意を勉強するほうが楽ですから。

合格を意識する前に大切なことは、「自分の実力のたりない項目は〇〇です」と自己理解するところが合格への出発点です。

2.何年か経験している臨時的任用教職員と大学卒業時の受験生の違い

臨時的任用の先生、大学卒の方との合格への道筋は、違ってきます。

【経験豊かな臨時的任用の先生】

年齢も経験も違います。臨任の先生方は既に実践を積んでいます。選考は公平公正ですが、22歳の新卒の先生と仮に経験充分の30歳の先生では、同じラインにはそもそも立っていないですよね。

公平公正が大原則ですが、私の感覚的な表現で行くと「経験のない大卒の先生の受け答え」と、「経験を積んでいる先生の答え」を単純には並べないですよね。

誤解なく話せば、経験値も期待したいところが自然の感情です。

仮にすでに10年以上の経験を積んでいる受験生がいれば、学校現場での「役回り、期待したい分掌」も新人とは違ってきます。この点に留意して、広い視野から思いのたけを堂々と表現していただいたらいいと思います。

さらに、若々しさ、柔軟性、声の明るいトーンや表情等、若い方に負けないようにハツラツと面接者に向かってください。

【大卒の、経験が少ない先生】

純粋に、ひたむきに教育の重要性を理解し頑張ってい行きたいという情熱を表現してください。少々、課題があっても、素直にな間び続ける人柄を感じたら大丈夫です。

これまでも、20数年様々な経験を積んで今のあなたの人柄が形成されているのです。教員の経験は少なくても、子どもたちに堂々と向き合って語れる「真面目な生き方」があれば心配いりません。思い切って、表現しましょう。

ただし、勉強不足は行きません。

知識面は十分な知識がないと歯が立ちませんね。学習指導要領、各教科、いじめ問題、不登校問題、GIGAスクール構想等、勉強はやりつくしてください。

また、都道府県教育委員会等が採用試験の主催者です。◎◎県の採用試験をうけるなら、◎◎の教育の取り組み等について、重点的に学び直しておきましょう。

予想される主な発問に、できるだけ対応して準備しておきましょう。

  1. あなたが教員を志望する理由は?
  2. 理想の教師像はどんな先生ですか?
  3. どんな学級(目指す学級像)を目指しますか?
  4. 学級担任になって子どもたちに一番伝えたいことは何ですか?
  5. どんな生徒を育てたいですか?
  6. どんな授業を目指しますか?
  7. 自分が教員に一番向いている良さは何ですか?
  8. あなたの強みは?自分の長所と欠点は?
  9. 教育実習で何を学びましたか?
  10. 自己PRをしてください。

例、始めは簡潔にスッキリ答える。再度「もっと詳しく、他には」の質問がきます。例えば「あなたの強みは?」と聞かれたら、これって「あなたの教員としての強みは何ですか」と聞いているのです。だって採用試験会場での質問ですから。普通に答えると…「あなたは、その自分の強みをどのように教育に役立てますか?」と聞かれるはずです。

事例も重視

先生、いじめられているんです」と、生徒から相談を受けたら、あなたはどう対応しますか?」といった、実践的な生徒指導対応例を問う問題もあります。

教師に求められる資質能力の再整理!教員採用試験「面接対策」にも最適森信三の言葉を挙げ、教育の価値を反対側の価値観からせまる。驚異の思考転換を図り、生徒指導の力量をアップさせる。中学校教育のワダチブログ...
教員採用試験勉強法のコツ!「受かる人」の準備の仕方と考え方を校長が解説 教員採用試験について「初めて受験する方」「昨年度、残念ながら落ちてしまった方」「受験は来年度だけど…どんなふうに進めるのだろうと...

教員採用試験の対策内容!合格する勉強法 まとめ

今回は、「教員採用試験の面接対策!質問と回答例を元面接官が合格する考え方を解説」について記事にまとめてみました。

臨時的任用の先生方は特に、激務の中の「採用試験勉強」と、土日や夏休みも返上して努力されていることでしょう。

実際に目の前に生徒がいて、やるべき仕事があり、4月からの1か月は目の周り忙しさです。採用試験の勉強どころではありません。しかし、そんな厳しい現状でも「努力は裏切りません」

肝心なことは、何回か挑戦して合格できない先生は、「受験に対する考え方と意識も持っていゆきどころ」がズレている可能性が大です。原因を分析して調整しますしょう。

どうかお身体を大切にしつつ、前向きに挑戦して、合格を勝ち取ってください。

「ワダチブログ」で応援しております。是非、一人でやらずに多くの先輩や管理職の先生に自分から相談していきましょう。きっと力になってくれる先生がいるはずです?