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入学式の校長式辞例文!校長から中学校新入生にお祝いの言葉の要点解説

中学校入学式当日、新入生のお子さんはワクワク感と不安も入り混じった喜びとともに、親御さんもまたわが子の成長にお喜びもまた格別なことでしょう。

この記事では、入学式での校長式辞を全文紹介します。さらに校長式辞を考えるうえでの配慮事項と要点についてまとめてみました。

校長式辞は、学校を代表する責任者の言葉!欠かせない言葉もありますが、自分なりの理想の学校づくりへ自分なりの言葉で語りたいものです。

私は元中学校校長です。中学生になった初日に贈りたい理想の学校づくりへの「テーマ」について、「私の中でのこだわり」をまとめました。

「自分らしい式辞」を考える校長先生方の参考にしていただけたら嬉しいです。

入学式の校長式辞例文!校長から中学校新入生にお祝いの言葉

入学式校長式辞例

★1:時候の言葉から始まり、公立中学校の責任者として「来賓」への感謝とお礼を述べます。

やわらかな陽ざしと草木の瑞々しい香りが、春の心地よさを伝える今日、

〇〇市  様、 略 〇〇様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席のもとに、○○市立○○中学校 第〇〇回入学式を挙行できますことはこのうえない喜びであります。

心からの感謝と御礼を申し上げます。

★2:次は早速、入学生徒に直接話しかけます。「おめでとう」の祝意を言葉丁寧にゆっくりと語り掛け伝えます。

さて、新入生のみなさん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心より歓迎いたします。

〇〇中学校は〇〇年目を迎えた伝統ある学校です。みなさんにも、伝統を受け継ぎ、自信と誇りをもって充実した中学校生活を築いていってほしいと願っています。

そこで、心がけてほしいことを二つお話します。

★3:つなぎの言葉で、伝えたいことを二つに絞って語ります。

一つ目のお話です。

新しい生活をスタートさせるときよく「心を入れ替える」という言い方がありますね。

みなさんには、心を入れ替えるということを、言葉を入れ替ると置き換えて考えてみてください。

言葉は相手に伝えるだけのものではなく、私たちは、いつも自分の話す言葉を自分でしっかりと聞いています。

「もう無理、もうできない。めんどうくさい。どうせ私なんか」と、努力をしないで諦めてしまう言葉を使っていては元気がでませんね。

みなさんは「なになにがしたい、できるようになりたい。もっともっとうまくなりたい」と、前向きな言葉を大切にしてください。

どのような言葉をいつも使うかで、みなさんの成長のスピードは大きく変わってきます。

よき言葉が習慣化していけば、人はその通りの人に変わっていくのです。みなさんの可能性は無限大、前向きな言葉を大切にして「なりたい自分」を目指してください。

二つ目です。

みなさん、美しい言葉をたくさん使ってください。言葉はこだまのように広がっていきます。

この138人の仲間の間に、刺々しい言葉を広げていくのか、美しい言葉を広げていくのか、学校の雰囲気が大きく変わります。

楽しい生活にするためにも、笑顔で「おはようございます」と自分から挨拶してください。「ありがとうございます」と心から感謝の言葉を伝えてください。

「大丈夫?」と仲間を気遣ってください。励ましてください。

「一緒にやろう」と勇気付けてください。そんな美しい言葉を学校中に広げましょう。

改めてもう一度、入学おめでとう。みなさんを心より歓迎いたします。誇りある〇〇中学校を一緒に創っていきましょう。

 

★4:保護者への祝意を述べます。さらに、校長自身の教育観を簡単な言葉で表現しましました。さらに、保護者の皆様との連携協力への理解を求めました。

次に、保護者の皆様に申し上げます。本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より、皆様の大切なかけがえのないお子様を〇〇中学校の生徒としてお預かりいたします。

中学校3年間は、学力をつけることはもちろんのことですが、人間として、自分の在り方や生き方を考える心の教育にも力を入れて参ります。

しかしながら、教育は学校だけでできるものではありません。学校と家庭と地域が、それぞれの役割を自覚しつつ、手を取り合ってこそ、しっかりとした教育が可能となります。

お子様の成長をともに確かめ合いながら進んで参りたいと思っております。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

★5:結びの言葉で締めくくりました。

結びに、本校の教育に力強いご支援をいただいておりますご来賓の皆様に改めて感謝申し上げますとともに、

今後とも、この素晴らしい子供達に、温かなお力添えを賜りますこと、重ねてお願い申し上げ、式辞といたします。

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入学式の校長式辞例文!お祝いの言葉の要点を解説

配慮事項と要点を解説していきます。

大きな配慮事項は、式辞の長さです。私は場合は6分。最大でも7分以内と決めていました。限られた時間の中で式の時間をコントロールすることは大切な視点です。

声の調子、明瞭さと心を込めて語るには、すらすらと暗唱で切る程度に内容を練習し理解しました。入念な下準備が、堂々とした立ち振る舞いに繋がります。

要点1 校長式辞は主催者の挨拶です。校内の教育活動ではなく「公立学校の公式学校行事」です。市長や議会、教育委員会をはじめ、区長等学校を応援していただきている地域応援団等への一定の敬意と感謝を表明する会でもあります。

私の式辞では冒頭の部分に日頃のご支援に感謝の言葉を添えています。視線と体をきちんと向けて姿勢を正し敬意を伝えました。

要点2 主役は新入生です。3年間のスタートとなる大切な式ですので、緊張している生徒にもわかる内容で学校が大切にしていることを理解してもらいます。これらは人生での指針となる大切な価値観として述べていました。

私の場合は「言葉の大切さ」というメッセージが多かったです。

  1. 言葉はこだまのように広がっていきます。よき言葉で豊かな学校文化を目指す
  2. よき言葉を胸に秘め、前向きに生活して成長を実感できる学校を目指す
  3. よき言葉は豊かな人間関係、学び合う人間関係づくりを重視する学校を目指す
  4. 「自分たちが学校づくりの主役である」という自治活動を重視する学校を目指す

当然、来賓と保護者にも聞いていただきたい内容であり、1年間本稿の芯となる理念でありもアリ先生方にも聞いていただきたい内容になっています。

要点3 保護者への3年間の学校の基本方針を、PTA活動等へのご理解ご協力を祝意とともに丁寧に伝えます。

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入学式の校長式辞例文!校長からのお祝いの言葉の要点解説 まとめ

今回の記事では「入学式の校長式辞例文!校長から中学校新入生にお祝いの言葉の要点解説」についてまとめました。

式辞の言葉は、校長としての思いや願いも大切にしたいですが、学校を代表しての式辞です。儀式は公立学校の「公式行事」である性格から、その最高責任者としての言葉も欠かせません。

「来賓」や「地域応援団」への日頃のご理解とご協力への感謝と、「保護者の方々へ祝意」と今後の協力と連携を願う言葉等、バランスを整えて行いたいものです。

参考になりましたら、幸いです。

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