KOKOROZASHI

日清食品社長安藤徳隆氏の家族(祖父、父、嫁、弟)と経歴は?未来食を解説

9月16日(木)23時からの放送される「カンブリア宮殿」に日清食品の代表取締役社長である安藤徳隆さんが出演されました。日清食品といえばカップヌードル!

1971年に発売された世界初のカップ麺「カップヌードル」は、2021年で50周年!世界累計食数はなんと「500億食」を達成したそうです。

安藤徳隆さんが社長に就任以来、カップヌードルを筆頭に日本国内4期連続で最高売り上げを更新中です。

世界中で愛され続けているカップヌードルを、その看板ブランドに胡坐をかかず、さらに進化し続ける安藤徳隆さんの手腕はどのようなものなのでしょうか?

そこで今回は、安藤徳隆(あんどうのりたか)さんの経歴と、日清食品のブランドをどのように高めるか、その未来食にかける志と戦略を記事にまとめました。

安藤徳隆さんの発想力や仕事術、スケールの大きい人物像がわかります。

日清食品社長安藤徳隆氏(あんどうのりたか)の経歴

何十年の昔のCMなのに、現在に通じる30秒のセンスが光るCMです。大沢誉志幸さんの歌声が懐かしですご覧ください。

チキンラーメンやカップヌードルで超有名な日清食品。社長安藤徳隆さんのプロフィールをご覧ください。

安藤徳隆氏のプロフィール

◆生年月日 1977年6月8日 年齢44歳 (2021年現在)

◆出生地 大阪府池田市

◆出身校 慶応義塾大学大学院工学研究科、学生時代はラクロス19歳以下で日本代表。幼稚舎からの慶応ボーイ。

◆家柄 日清食品の創業者安藤百福(祖父あんどうももふく)の孫にあたるのが安藤徳隆氏。

創業家生粋のサラブレットですね。安藤百福さんの「カバン持ち」を3年間務めていました。「世界を動かす日本人50」の一人に選出されています。

家族 父:安藤宏基(あんどうこうき)

  • 日清食品ホールディングス株式会社CEO
  • 1947年10月7日(73歳:2021年)国立大阪教育大学付属池田小学校、池田中学校、高等学校、慶応義塾大学、コロンビア大学

 

  • 母:安藤叔子さん 長男:安藤徳隆さん 次男弟:安藤清隆さん。日清食品ホールディングス株式会社
  • 安藤徳隆氏27歳の時に「絢子さん」(コクヨの黒田社長の御令嬢)と結婚されました。
◆経歴 2007年3月 日清食品に入社

・2008年10月日清食品ホールディングス設立に伴い取締役CMOに就任

・2010年6月日清食品ホールディングス専務取締役CMOに就任、日清食品代表取締役副社長 ・2012年4月日清食品ホールディングス専務取締役CSOに就任

・2014年6月日清食品代表専務取締役に就任 ・日清食品ホールディングス代表取締役副社長

・COO兼2015年4月からグループの中核事業会社である日清食品代表取締役社長。(6代目になります)

それでは次に、安藤徳隆社長の敏腕ぶりがわかる日清食品の「未来食」について解説してみます。安藤社長のスケールは大きい!

スポンサーリンク

日清食品社長安藤徳隆氏が目指す「未来食」

最近カップヌードル食べましたか?

私はカップヌードル大好きなのですが、加齢とともに健康を意識するようになり最近はめっきり食数がへりました。

「塩分は大丈夫かな…」「カロリーはどうかな…」
こんなふうに考え始めると、食事も楽しめなくなりませんか?

ちょっと健康を気にし始めてしまうこのような悩みに、安藤徳隆さんは果敢に挑戦します。 安藤徳隆さん夢がつまった「未来食」が完成されるまでの道筋です。

  1. 未来食誕生までの課題
  2. 未来食の理想の姿
  3. 未来食づくりへの戦略

まず初めに、「未来食」づくりに立ちはだかる課題についてです。

1.未来食誕生までの課題

濃い味付けや高カロリーの食べ物はおいしい!でも、食べた後のちょっとした罪悪感。経験ありませんか?

カップ麺の「減塩」と「低カロリー」の問題解決は、大変難しく試行錯誤の連続だったようです。

安藤徳隆さんは、この課題にさらにプラスして身体に良いすべての栄養素を摂取できる食品を目指したわけです。

この挑戦の一番の課題は

健康に必要なビタミンやミネラルなどの必須栄養素を詰め込んだ食品は、      

必ず「苦みやえぐみ」が出てしまうことです。つまり、おいしくないそうです。

食品が「おいしくない」のは致命的ですよね。

2.未来食の理想の姿

安藤徳隆さんの目指す未来食の姿は、コレです。

「見た目も美味しさはそのまま」で

「カロリーがコントロール」されて、

「必要な栄養素をすべて満たす」食品です。

「好きなもの」を

「好きなだけ食べても」

「健康が維持できる世界」をつくりたい!本当にでっかいテーマです。

3.未来食づくりへの戦略

「栄養面も完璧+おいしい」という未来食を、安藤徳隆さんは「カップヌードルで培った技術力」で一つ一つ解決していきました。

ソルトオフ製法…減塩ではえぐみが出やすいカリウム塩を使わない。世界中から塩を集めてたどり着いた素材が「塩化マグネシウム」を使う技術
栄養ホールドプレス製法…麺の中心に栄養素を閉じ込めてえぐみや苦みをマスキングする麺を油で揚げずない技術
ミスト・エアードライ製法…必要最小限の植物油を表面に噴霧して熱風乾燥する技術
オリジナル3層麺製法…麺の中の中心層の一部に小麦粉の代わりに食物繊維を練り込んで低カロリー化するといった技術

このようなカップ麺で培った技術を使い、肉など他の食材に応用できることがわかってきたようです。 見た目も変わらず“うまい”+低カロリー+すべての栄養素をカバーできる夢の未来食です。

安藤徳隆氏の志!見据える戦略は

「食」への挑戦は、世界規模の健康リスクを解決につながる壮大なスケールです。

「従来の即席食品を超える価値の創造」

「欧米においては、地域的には十分な栄養が届かない、カロリーは十分に足りているのが、どうしても生鮮食料品などは手に入らない。

それによって栄養が偏り、カロリーだけを取ってしまい肥満になり、健康リスクが増大する社会問題が世界中に存在する。

完全栄養食化していけば、フードデザート問題を解決する一つの手立てになるのではないかと考えています」                          安藤社長

好きなものを好きなときに好きなだけ食べても大丈夫な世界をつくりたい

これが安藤徳隆社長の中長期成長戦略です。

「子どもでもわかる言葉」で表現するってすごいですよね。

「難しいことを優しく 優しいことを深く 深いことを面白く」「教える」ことの本質をつく、井上ひさしさんの名言を思い出しました。

日清食品社長安藤徳隆氏の戦略

安藤徳隆社長の熱い想いを表現する言葉は
  1. 100年後も愛されるブランドへの挑戦
  2. Do IT NOW!プロジェクト
の二つです。まずは100年後を見据える戦略です。
 

1.100年後も愛されるブランドへの挑戦

チキンラーメン、カップヌードル どん兵衛 U・F・O

日本人なら一度は食べたことがあるような超有名な人気商品ばかりですね。

ここで満足しない安藤徳隆社長は、さらなるブランド力を高めるため「ここから数年間においては、利益の5%から10%ぐらいを毎年投資に充て、新事業のビジネス化目指す」と宣言しています。

未来食への想いでもある「好きなものを好きなときに好きなだけ食べても大丈夫な世界をつくりたい」すべてが100年後を見据えた一手のようです。

2.Do IT NOW!プロジェクト

環境や防災、健康等の分野は全世界で注目されるようになり、どの企業も10年後20年後に向けた長期計画が発表されています。

しかし、日清食品は3分でできる即席めんの会社らしく「できることは今すぐやろう」の姿勢がこのDo IT NOW!プロジェクトだそうです。

シニア層向けに、上質のコラーゲンを配合したプレミアム商品「カップヌードルリッチ」を発売、減塩化にも一手を打ちました。

カップヌードルのカップをすべて「バイオマスECOカップ」に切り替え、環境にやさしい商品づくりをすでに2019年にスタートさせています。

若くして社長に就任した時、新聞記者のからこんな質問があったようです。

これからの日本は少子高齢化と人口減、つまり胃袋の数が減っていくので、食品業界は衰退するのではないかと指摘され‥‥

確かにそうなのかもしれないけど、本音では「売り上げを伸ばすやり方はいくらでもある」と反論したかったくらいです。

この熱い想いを秘めた安藤徳隆社長は、社長就任から「やりたいことがある!」ろ次々に行動を打ち出しています。

カップヌードルミュージアムや日清のユニークなCMも魅力的ですね。

プロスポーツプレーヤー錦織圭さんや大阪なおみさん、八村塁さんと契約してできたCMは話題になりました。Twitter やYouTubeを合わせて、再生回数300万回はスゴイです。

錦織圭・大坂なおみ・八村塁がパロディ風に地方CMに出演しています。楽しくて攻めている必見のCM間違いなしです。

日清食品社長安藤徳隆氏の家族と経歴と未来食を解説!まとめ

今回は「日清食品社長安藤徳隆氏の家族(祖父、父、嫁、弟)と経歴は?未来食を解説」で記事をまとめてみました。  

日清食品の社名は「日々清らかで豊かな味をつくる」という創業者安藤百福さんの思いが孫の安藤徳隆さんにしっかりと受け継がれているのですね。

日清食品が挑戦するのは「完全栄養食」その理想の境地は「好きなものを好きなだけ食べても健康が維持できる世界をつくりたい」

未来を見据えている 安藤徳隆さんが、社長就任時から掲げているのが「100年後も愛されるブランドへの挑戦」と「従来の即席食品を超える価値の創造」です。

有名なブランドに胡坐をかかず、日本国内だけでなく世界中に「うまい」と「体にいい」を実現させようとする志と行動力に感動です。  

「カップヌードル」が食べたくなりませんか?安藤徳隆社長の志を知って、さらに一味加わっておいしいこと間違いなしですね。