世界最終予選を突破し、2大会連続で北京五輪出場を決めたカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」
この記事では、チーム名「ロコ・ソラーレ」の意味やチーム創立当時の様子を解説します。
さらに、「ロコ・ソラーレ」メンバー5人
リード吉田夕梨花(よしだゆりか)さん、セカンド鈴木夕湖(すずきゆうみ)さん、サード吉田知那美(よしだちなみ)さん、スキップ藤澤五月(ふじさわさつき)さん、リザーブ石崎琴美(いしざきことみ)さんの全メンバーを紹介をしていきます。
北京五輪「ロコ・ソラーレ」の初戦は、2月10日。相手は平昌五輪金メダルチームのスウェーデンと対戦が決まりました。いきなりの強敵ですね。この記事では「ロコ・ソラーレ」の一次リーグの全試合日と対戦相手がわかります。
笑顔いっぱいの「ロコ・ソラーレ」のメンバーの顔の顔と名前と経歴を覚えていただければ幸いです。平昌オリンピックの興奮が蘇ってきて、北京オリンピックが待ちどおしいです。
日本カーリング女子「ロコ・ソラーレ」名前の意味と創立時の様子を解説
北京オリンピック出場を決定した瞬間をどうぞ!!しっかりと韓国チームに挨拶した後、互いに喜び合う安堵の表情がたまらなく素敵ですよ!
ここでは、次の項目でお伝えしていきますね。
- チーム名「ロコ・ソラーレ」の由来
- 本橋麻里さんの「ロコ・ソラーレ」創設当時の様子、
- ロコ・ソラーレの妹分「ロコ・テスラ」
1.チーム名「ロコ・ソラーレ」の由来
チーム名は、選手たちの出身地「北海道北見市常呂町」に由来します。
- 常呂は「ところ」と読みます。チーム名の「ロコ」は、地元の略語として使われている「常呂っ子」から取ったそうです。
- チーム名の「ソラーレ」は、イタリア語で太陽を意味します。「ロコ」と「ソラーレ」を組み合わせて名付けられました。
チーム「ロコ・ソラーレ」とは「太陽の常呂っ子」という意味の造語でした。私たちが知るメンバーの印象とピッタリのネーミング通りの「ロコ・ソラーレ」です。
2.日本カーリング女子の華「ロコソラーレ」創立のカギは本橋麻里
本橋麻里さん、マリリンの愛称で知られる有名なカーリング選手です。
トリノオリンピック、バンクーバーオリンピックの日本代表選手です。記憶に新しいのは、リザーブでチームを支えた「平昌オリンピックでの銅メダリスト」でもあります。
本橋麻里さんによって、2010年にロコ・ソラーレは創設されました。
2010年、本橋麻里さんは今まで所属していた「チーム青森」をやめました。
地元「常呂町」はカーリングが大変盛んな街です。自分を育ててくれた地元に拠点を置くチーム創設に奔走するのです。そして、本橋麻里さん自身が「選手の勧誘」をしてチームを立ち上げました。
周りからは「無理だ!」と反対の声が多かったそうです。そんな中、「練習場所の確保や練習計画、コーチ等の調整役」等、すべて自分で取り仕切ったそうです。今の素敵な笑顔のロコ・ソラーレには、大変な「生みの苦しみ」の時期があったのですね。
設立当時からのメンバーには、リード吉田夕梨花さんやセカンド鈴木夕湖さんがいます。
後に、他チームから移籍したサードは吉田知那美さん、スキップ藤澤五月さん、リザーブ石崎琴美さんが加わり、北京オリンピックを戦う現メンバーがそろいました。
3.ロコ・ソラーレの妹分「ロコ・ステラ」
本橋麻里さんは、カーリングを愛しロコ・ソラーレの先を見つめています。そこで、新しい「育成チーム」を立ち上げました。 チーム名は「ロコ・ステラ」
チーム名は「地元の星」という意味で名付けたそうです。可愛らしいネーミングですね。
本橋麻里さんは、後進の育成に力を入れています。同時に「ロコ・ステラ」のスキップとして所属し活躍しています。 ロコ・ソラーレのように輝けるチームになりませように。将来が楽しみです。 >>ロコ・ステラ
日本カーリング女子「ロコ・ソラーレ」メンバー紹介
いつも、とびっきりの笑顔の「ロコ・ソラーレ」のメンバーを紹介していきます。
ロコ・ソラーレが強かったのはなぜか。北京五輪出場の立役者となったセカンド・鈴木の際立ったプレー|その他競技|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportivahttps://t.co/LlXgaYdL4X pic.twitter.com/mQo7viS2WS
— カーリング備忘録 (@curlmemo) December 20, 2021
カーリングは、1チームは4人で構成されています。
リード、セカンド、サード、スキップの順に、1人2投ずつ相手チームと交互に投げます。
ロコ・ソラーレのメンバーを投げる順番に紹介していきます。では最初は夕梨花さんから。
1.リード吉田夕梨花さん
ロコ・ソラーレ吉田夕梨花選手かわいい #カーリング日本選手権 pic.twitter.com/vnFKhFy07e
— アフロ (@aflomax) February 13, 2021
吉田夕梨花さは、2010年ロコ・ソラーレ創立時のメンバーです。
◆出身地 北海道北見市(旧常呂町)◆生年月日 1993年7月7日 28歳 ◆身長152㎝ ◆愛称 ゆり
◆家族 3姉妹の次女。同チーム吉田知那美は2歳違いの「姉」です。
母親、長女もカーリング選手でカーリング一家なんです。カーリング歴は「5歳」から始めたそうです。
◆出身中学校は、地元の常呂中学校。姉の知那美さんと鈴木夕湖さんと一緒に「常呂中学校ROBINS」を結成します。カーリングの街「常呂っ子」は中学生でも強い!中学生ですでに「日本カーリング選手権に出場」してます。当時13歳の夕梨花さんは最年少出場者でした。中学生チームが、次々にお姉さんチームを倒し旋風を巻き起こしています。
ロコ・ソラーレには、2歳違いの姉知那美さんと、結成当時からの鈴木夕湖さんもおり、結束が固いはずですね。
2.セカンド 鈴木夕湖さん
2018年の平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレのセカンドを務める鈴木夕湖。鈴木にとって平昌五輪とはどんな舞台だったのか。当時を振り返りつつ、北京五輪への思いも語ってくれた。また、新たな目標に向け動き出した鈴木が、自らの課題として取り組んでいることとは。https://t.co/EflCHUqLfs
— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) February 3, 2021
鈴木夕湖さんは、吉田夕梨花さんとともに2010年ロコ・ソラーレ創立時のメンバーです。
◆出身地 北海道北見市(旧常呂町)◆生年月日 1991年12月2日 30歳 ◆身長145㎝
◆カーリング歴は、小学校2年生から。チームメイト吉田知那美とは、同級生です。
上記の通り「常呂中学校ROBINS」で大活躍。
3.サード吉田知那美さん
おいらの頭ン中ではこの人、癒し系ゆるキャラ・・・https://t.co/7QFDfWANq5
— 豆右衛門「🥌」(Mame-emon) (@WawkJideuctUok2) December 21, 2021
◆出身地 北海道北見市(旧常呂町)◆生年月日 1991年7月26日 30歳 ◆身長157㎝
◆カーリング歴は小学校2年生から。吉田夕梨花は2歳上の姉。上記の通り「常呂中学校ROBINS」で大活躍。
◆最初の所属チームは「北海道銀行」です。2014年に、ソチオリンピックに出場を果たします。ところが、オリンピックの舞台という最高の舞台で試練が訪れます。
最終戦後に「北海道銀行から戦力外通告」を受けてしまいます。混乱と失意の中、帰国することになりました。当時のことを思い出すと今でも涙が出てくると知那美さんは話します。
この窮地に声をかけてくれたのが本橋麻里さん。吉田知那美さんは、このタイミングでロコ・ソラーレに所属することになります。妹の夕梨花さん、同級生の鈴木夕湖さんと中学校以来のチームメイト復活です。
4.スキップ藤澤五月さん
ロコ・ソラーレ、北京五輪決めた…藤沢五月「勝ち切れたのは誇り」眼鏡先輩の韓国をもぐもぐ – スポーツ報知 https://t.co/z4gFJchw7D pic.twitter.com/JmTOH8IEVL
— げん (@gentokun_k2010) December 18, 2021
◆出身地 北海道網走市生まれ 北見市出身 ◆生年月日 1991年5月24日 30歳 ◆身長156㎝
◆カーリング歴 5歳から。高校が北海道北見北斗高等学校 高校時代から別格の実力もの持ち主として「天才」の称号もあったそうです。
◆2010年から強豪「中部電力」に所属します。チーム最年少ながらすぐに「スキップ」の大役を任され大活躍します。2011年から2014まで日本カーリング選手権で優勝に貢献。
しかし、ソチオリンピック代表決定戦で「北海道銀行」に敗れ、責任を感じ失意の中2015年に中部電力を退社することになりました。
このタイミングで「ロコ・ソラーレ」に加わります。ここで現メンバーがそろいました。
5.リザーブ石崎琴美さん
石崎琴美、ロコ・ソラーレ「フィフス」として客観的視点で「プラスになる存在に」…02年ソルトレーク10年バンクーバー出場
カーリング女子で18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレに、9月から02年ソルトレークシ… #マンC #mcfchttps://t.co/4WwiWs4Mom pic.twitter.com/9gh4LhAUD6
— ManchesterCity News (@f14s_manc) October 22, 2020
◆出身地 北海道帯広市 ◆生年月日 1979年1月4日 42歳 ◆身長166㎝
◆カーリング歴 北見市の「河西建設」に参加。同チームで日本選手権優勝、日本代表などを経験します。2007年から「チーム青森」に所属していましたが2013年に退団します。
ロコ・ソラーレに正式加入は2020年9月です。豊富な経験でリザーブとしてチームを支えています。
北京オリンピック金メダルを狙うロコ・ソラーレ!対戦相手国を紹介
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ホッとした
きょうは気持ちでは負けないように戦えた
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#カーリング 🥌女子#北京五輪 世界最終予選 決定戦 pic.twitter.com/JlbQ6JwBXI— NHKスポーツ (@nhk_sports) December 17, 2021
1.北京五輪カーリング参加チームを紹介
「10チーム」が参加しています。世界ランキングで紹介します。
- 1位 スウェーデン、
- 2位 スイス
- 3位 韓国
- 4位 ROC(ロシア・オリンピック委員会)
- 5位 カナダ
- 6位 アメリカ
- 7位 日本
- 8位 イギリス
- 9位 中国
- 10位 デンマーク
2.北京五輪カーリングの試合方法
1次リーグでは、「総当たり形式」で行われます。各チーム1次リーグでは上位4位までに入ることが目標となります。
1次リーグの結果で「4位以内」に入れば、2月18日の「準決勝」に進むことができます。
「3位決定戦」は2月19日、金メダルをかけての「決勝」は2月20日に行われます。
北京五輪金メダルをかけて「ロコ・ソラーレ」の一次リーグ試合日程
上田晋也の日本メダル話より
崖っぷちのロコ#カーリング #ロコ・ソラーレ pic.twitter.com/lPxeCYF6gf— tophione (@tophione) December 26, 2021
北京オリンピックのカーリング日本代表チーム「ロコ・ソラーレ」試合日程を紹介します。
- 2022年2月10日午前10時5分 初戦は「スウェーデン」戦です。いきなりの金メダル本命。世界ランキング1位の強豪であり、平昌五輪の優勝チームが再び参戦しているのです。
- 2022年2月11日 午後3時5分 第2戦は「カナダ」です。(世界ランキング5位)
- 2022年2月12日 午前10時5分 第3戦は「デンマーク」です。(世界ランキング10位)
- 同日 午後9時5分 第4戦は「ROCロシア・オリンピック委員会」です。(世界ランキング4位)
- 2022年2月14日 午前10時5分 第5戦は「中国」です。(世界ランキング9位)
- 同日 午後9時5分 第6戦は「韓国」です。(世界ランキング3位)
- 2022年2月15日 午後3時5分 第7戦は「イギリス」です。(世界ランキング8位)
- 2022年2月16日 午後9時5分 第8戦は「アメリカ」です。(世界ランキング6位)
- 2022年2月17日 午後3時5分 最終戦第9戦は「スイス」です。(世界ランキング2位)スイスチームは、2021年春の世界選手権優勝チーム強豪です。
2月12日と14日は一日2試合。この中盤が山場になりそうです。一試合も気が抜けないオリンピックの戦いがはじまります。
スキップの藤澤五月さんはこの組み合わせに
と語っています。
ロコソラーレは、参加チームに全て勝った経験があります。つまり「金メダルを夢ではない実力」は身につけいる。その一方で、スウェーデンやスイスチームのように格上のチームもたくさんいる中、1次リーグを突破するだけでも厳しい状況が想像できます。「勝てる相手」と計算できるチームは一チームない状況です。
応援しがいがあるロコ・ソラーレは、きっとやってくれるでしょう。ハラハラドキドキの11日間が始まります。もちろん、決勝戦まで。
ロコ・ソラーレの意味!全メンバーを紹介!北京五輪の試合日程のまとめ
この記事では、「日本カーリング女子ロコ・ソラーレの意味!藤澤五月と全メンバー解説と北京五輪の試合日程も」についてまとめました。
「そだね~」や「もぐもぐタイム」等、笑顔いっぱいで話題を独り占めし人気者になった平昌オリンピック。
あれから4年。仲間たちと切磋琢磨して臨む北京オリンピック。
世界ランキング7位の日本!実力もありますが、強敵ぞろいのライバル国がそろい「金メダル」だって夢じゃないし、予選リーグで苦戦することもありうる実力伯仲のライバルたちです。
そんな緊迫した試合にも、笑顔で礼儀正しく、チームワークよく戦い抜く「ロコ・ソラーレ」を早く応援したいですね。