子育て相談

中学生子育てもう限界!やり直したいお母さんの180度思考転換の考え方

親として、当たり前のことを言っているだけなのに…

どうして、わかってくれないの。あ~あ、また怒っちゃた…自己嫌悪の毎日

中学生の子育てに、ストレスたまっていませんか?叱ってしまった後に、襲ってくる自己嫌悪。中学生を持つ親御さんならだれでも共感出来ちゃいますよね。

この記事では、中学生子育てに「もう限界」と悩む親御さんに向けて、悪循環から抜け出す180度思考転換の考え方をお伝えします。

思春期の中学生にはコツがあります。「厳選した3つのNGな考え方と手法」をお伝えしていきます。

私は、公立中学校の元校長です。40年余りの経験を活かして子育て中の親御さんや先生方を応援する「ワダチブログ」を運営しています。

お子さんは思春期、反抗期真っただ中

  • わたしに干渉しないで!と言ったけど本当にほっとかないでよ!(本心:さみしい)
  • でも声掛けたら、きっと「うるさい!」って、出て行ってしまうのが中学生です。

イライラした感情がすぐに出てきて悪循環から抜け出せない…子育てに悩む親御さんに向けてコツをまとめた記事です。

中学生子育てもう限界!やり直したいお母さんは「考え方のクセ」

私のモヤモヤは、

私のモヤモヤは「私の考え方のクセ」が原因。自分自身の考え方のクセを理解して、意識的にチェンジすることを提案します。

別の言い方をすると

あなたのモヤモヤのおおもとは、「お子さん(言動)」ではありません。あなたのモヤモヤの原因は「あなた自身」のほうにあるのです

考え方をチェンジして、ちょこっと心の向きを変えるだけで、きっと日常の景色が変わって感じてもらえると思います。

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中学生子育てもう限界!やり直したい 悪循環から抜け出す3段階の道筋

イライラ解消までの道筋を3段階で説明します。

1 イライラや不安の根っこは、自分自身の「考え方と思い込み」です。原因は、子どもじゃない。あなた自身の思考のクセの問題。

2 あなたの思考クセ=固定観念から抜け出して、新しい「考え方」にチェンジすることで、あなたの子どもへの心の向け方が変化してきます。

3 親の心の向け方が変わると、親の思いや願いが子どもに伝わりやすくなり、親子関係が好転してきます。

このしくみを、お話していきます。大丈夫! きっと視界は開けてきます。ここでは、人それぞれ特有のクセの中で、多くの人が抱く「代表的やっかいな想い」を扱います。

中学生子育てもう限界の時!考え方№1うまくいかない原因を人のせいにしない

なにかうまくいかないとき、子どもだったら「〇〇君が先に〇〇してきたから、ぼくも〇〇したんだ」と、こんないい方しますよね。

思い通りにならないと、「誰かのせい」にしたくなりますよね。誰にでもありますよね。

人のせいにする。それは「うまくいかない原因は=あなた:相手」という考え方。だから「あなたが」「相手に行動を改めなさい」ということ。

「私は悪くない!」だから「何一つ変える必要なない」「変わる必要があるのは、あなたのほう」「あなたが変わりなさい!

これが思い通りにならないときの「人のせいにする」思考の流れになります。

自分の思考のクセを=冷静に意識してみましょう。

なんとなくイライラするのではなく、イライラ原因をちょこっと論理的に心を眺めると少し落ち着くことができるかもしれません。

その時、自分の変化をきっと感じることでしょう。

中学生子育てもう限界!考え方№2子どもをコントロールしようとしない

お母さんが「Aが正解、Bが不正解、だからあなたはAに進みなさい」と願っていたとします。

それは親が「自分の子どもが、Aを選ぶことが当然でしょう」と考えているのですよね。従順な反応をしないわが子の姿に、イライラが沸き起こっているのかもしれませんね。これって、

親が子育ての下で、子どもの行動を「親が考える良い方向」にコントロールしようとすることです。

親のコントロールに、拒絶反応が起こり始めるのが中学時代です。

中学生は、親のコントロールから抜け出し「自分の考えた道を歩きたいのです」「親が歩きなさいという道は、とりあえず、歩きたくはない」のです。

これが中学生の一般的な心情です。だって大人になりたいのですから

大人ではないですが、お母さんが知っている小学生の無邪気なお子さんではないのです。これが、健全で、順調な成長の姿です。

自分が子どもに働きかけている言葉は「自分の思い通りに育てたい」という潜在意識からの言葉になっていませんか?

親の思う通りにならない子育てに、イライラしているのなら、その考え方の根っこのほうをチェンジすることをお勧めします。

自分の思い通りにならないから苦しんでいるのです。子どもは「わが子であってわが子ではない!私とは別の人格の人間」です。

中学生子育てもう限界! 考え方№3 誰かと比較しない

ママ友のお子さん、幼馴染、親戚のお子さん等、お母さんは「お子さんを誰かと比べて」いませんか?

有名な著書やテレビ出演している評論家の子育て論に影響されて、わが子特有の育ち方を理想の子育て論に影響され過ぎていつも誰かと比較していませんか。

人って、自分が比較される表現には敏感なのに、他人を簡単に比較してみるものです。

もしかしたら、無意識に比較した言葉や態度でお子さんに接していないか、一度静かに自分をみつめ直してみませんか。

イライラ子育てのストレスを解消するカギは、いつも自分自身の考え方に原因を求める姿勢を意識すると、きっとよき変化のきっかけになります。

人の成長や生き方、育ち方は「比較ではなく」「絶対的な見方」でなくては見えてきません。

 

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中学生の子育て悩み相談! 言葉は感情と1セットになっている

言葉は「内容だけではなく」それと一緒に、お母さんの「イライラ感情」も一緒に伝わってしまいます。具体的には、

  • 「あなたの将来を思っていっているの!」「お母さんは、正しいの!」
  • 「行動を改めるのは、あなた!」
  • 「お母さんは、正しい。だから私は変わらないの!」
  • 「変えるのは、あなた!」

もしかしたら、お母さんの言葉は、子どもにとって

「今のままじゃ、ダメ!」「変われ‼ もっともっと変われ❕」と、お子さんに聞こえているのかもしれません。

人は「変われ!」といわれると不快になり、抵抗したくなるものです。

教師だった私は、恥ずかしながら未熟なダメ父親でした。こんな文章見たら、我が子はきっと、苦笑でしょう。ダメな親だったから、靄のかかったような親の苦しみ、スカッと晴れない毎日のこと鮮明に思い出します。

あなたは とてもいい「お母さんです」 「お父さんです」

自分の子育てが「こんなはずじゃなかった」と、うまくいっていないことをしっかりと自覚しています。苦しんでいるのですから。

悩み、疲れながらも「なんとかしたい」と考え続けるお母さんお父さんって、本当に愛情の深い方だと、私は心からそう思います。

中学生の子育て悩み相談!疲れきったお母さんに悪循環から抜け出す考え方 まとめ

この記事では「中学生の子育て悩み相談!疲れきったお母さんに悪循環から抜け出す考え方を解説」についてまとめました。ここまでを要約します。

1:イライラや不安・悩みの根っこは、自分の「思考のクセが原因」です。

この固定観念の存在に気づき、そこから抜け出して「今までの考え方」にプラス1の考え方を取り入れることで、心の向きを変えることにチャレンジしてほしい。

2:誰もが持っている一般的な思考のクセとして3つ挙げました。

(1)うまくいかない原因を「人のせいにする考え方」

人のせいにする考え方は「自分が正しい」「相手に問題がある」だから「相手が変われば問題は解決」という考え方です。

(2)親が「子どもの行動をコントロールしようとする」考え方になっていないか。

中学生の発達段階を考えると、幼少期からの小学校時代までの親のコントロールから抜け出したい願望が生まれる時期です。大人ではないけど、子どもとも言えなくなってきた中学生への理解を学びましょう。

当たり前ですが「わが子であって、わが子ではない。」別人格の人間です。

(3)人比べていませんか。

人は比較させながら、注文を加えられる表現にムカっときます。つまり、良好なコミュニケーションを図っていくには、特に気を付けてほしい視点です。

言葉と感情は1セット。

言葉は内容だけでなく、その時のお母さんの感情も、言葉に乗って子どもに伝わっています。

上記3つの陥りやすい傾向を無意識のまま、「変われ、私の言うとおりにしなさい。私は正しい、あなたは子ども、あの子はもうできるのに、なぜできないの!」

私イライラが、言葉と一緒に子どもに伝わっているのでは、心穏やかなコミュニケーションは難しくなります。

想い通りにならないからといって、自分を責めるのは、あなた自身にも、お子さんにもよくありません。

だって、思春期の子どもは反抗していても、お母さんお父さんには、明るく元気でいてほしいし、やさしくしてほしいのです。

決してお母さんを攻撃したいのではないのです。言うことを聞かない自分を見ていてほしいのです。

「私にかわまないで!」と言ったけど「本当に、ほっとかないでよ!」でも、声掛けたら、きっと「うるさい!」って、言ってしまうのが、中学生です。

「子育て問題を、子どものせいにしない」とか、「イライラしている自分の心に向き合う」って、書くのは簡単ですが、結構しんどい作業です。

自分の不快な感情に向き合うのですから……

「人のせいにしない」=「私のせいと考えなさい」というわけではありません。親は「怒鳴っちゃ、いけない」とかの話ではありません。

今日ご紹介した傾向が、もし自分自身に当てはまっている一面があるかもと考えられるなら、それを「続ける」子育てに、子どもにも親にもプラスには、なりませんよね。

だから、イライラしている自分がいたら、少し冷静に自身の思考の流れを変えてみて「ちょっと間」がとれたら大成功です。きっと、別の対応の仕方が、あなた自身から湧き出てくるかもしれませんよ。

ワダチブログでは、子育て中の親御さんを応援する記事を掲載しています。よかったら参考にしてください。お子さん向けの記事もありますので、一緒の話題にしてもらえたら嬉しいです。

大丈夫!あなたなら、自分らしく乗り越えられます。